緊急事態宣言解除後の町長メッセージ③
町民の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の取り組みに、それぞれの立場でご理解ご協力を賜わり深く感謝申し上げます。皆様には、3月からの長期にわたる「不要・不急の外出自粛」や「ステイホーム」で、健康・メンタル面でご負担をおかけしました。また、飲食店をはじめ多くの事業所においては、繁忙期である3・4月に休業要請・自粛により経済的に大きな損害を被り、「3密回避」によるイベントや行事などの中止による社会活動の停止・縮小で、その「悪影響は甚大」でかつて経験したことのない様相を呈しています。
そのような中、4月16日に全国へ出された緊急事態宣言が5月14日に8都道府県を除き解除され、多くの事業所に出されていた休業要請等も解除の方向となりました。しかし、この間の行動自粛により、本町でもあらゆる職種・分野において個人事業主や中小零細事業所等に多大な経済的損失が生じました。本町では、国の「特別定額給付金」をはじめとする経済対策、そして町独自の支援が1日でも早く皆様の手に届くよう、5月1日以降連日・連夜休み返上で相談・受付・交付作業に懸命に取り組んでいます。今回、本県が緊急事態宣言の解除対象となったことは、経済活動正常化への第一歩として有難いことですが、依然として大都市ではコロナ感染者が発生していることから、「注意喚起」の下での行動が重要だと考えます。
本町では、新型コロナウイルス経済対策事業として、まず事業所を対象とした「みまたん事業者おうえん給付金」や「家賃補助事業」をはじめ各種支援策や経済対策を実施しており、これらは、町内外で飲食店等を経営する本町の事業主を支援する取り組みです。今回の事態から以前の賑わいを取り戻すには時間がかかります。一人も路頭に迷わせることなく重点的に応援したいものです。しかし、国・県及び町独自の施策だけでは、十分とは言えず、町民の皆様の応援が不可欠です。国の給付金10万円や県のプレミアム商品券、町の食事券の使い道については、「応援消費」との思いを持って、可能な限り町内での活用をお願いします。
本町は、「花と緑と水のまち」、「文教のまち」、「アスリートタウンみまた」をキャッチフレーズに掲げ、まちづくりに取り組んで参りました。つまり、自然と共生する社会形成とともに、文武両道に秀でた人材を育成することを目標の一つにしています。このためには、町民の参加・応援が重要であり、その1丁目1番地が町民の皆様の「生活の安定」です。生活の基盤があってこそ、ポジティブ(前向き)になります。困った時はお互い様であり、支え合いが大事です。他人(ひと)に優しく、一人ひとりが活き活きと輝く町でありたいものです。
なお、当分の間は、新型コロナの感染状況等を見ながら各種行事等の実施・再開を検討して参ります。
令和2年5月19日 三股町長 木佐貫 辰生
- 県全域を「BA.5対策強化地域」に指定(町長メッセージ㉒)
- 県独自の「感染拡大緊急警報」(赤圏域)を延長!! (町長メッセージ⑲)
- 「まん延防止等重点措置」の解除及び県独自の「リバウンド防止強化月間」への移行を受けて(町長メッセージ⑱)
- 都城・三股区域のまん延防止等重点措置の指定を受けて(町長メッセージ⑰)
- 都城市・三股町圏域の感染急増圏域(赤圏域)の指定及び「オミクロン株の市中感染」を受けて(町長メッセージ⑯)
- 都城・三股圏域の感染警戒区域(オレンジ区域)指定を受けて(町長メッセージ⑮)
- 県全域に「緊急事態宣言」を発令(町長メッセージ⑭)
- 新型コロナ「感染拡大緊急警報」の発令を受けて(町長メッセージ⑬)
- 新型コロナの第5波に備えて(町長メッセージ⑫)
- 県独自の緊急事態宣言発令を受けて(町長メッセージ⑩)
- 新型コロナウイルス感染症の都城市・三股町の感染警戒区域(オレンジ区域)指定を受けて(町長メッセージ⑨)
- 3月・4月は「感染拡大防止強化月間」(町長メッセージ⑧)
- 「緊急事態宣言」(県独自)の解除は、安全宣言ではない(町長メッセージ⑦)
- 県下全域の感染拡大緊急警報の発令及び都城・北諸県圏域の赤圏域化を受けての町長メッセージ⑥
- 町内における感染者発表を受けての町長メッセージ(8月17日現在)⑤
- 県の「感染拡大緊急警報」を受けての町長メッセージ④
- 緊急事態宣言解除後の町長メッセージ③
- 新型コロナウイルス対策についての町長メッセージ②
- 新型コロナウィルス対策についての町長メッセージ①