「まん延防止等重点措置」の解除及び県独自の「リバウンド防止強化月間」への移行を受けて(町長メッセージ⑱)

1月21日に発令された、「まん延防止等重点措置」が3月6日に解除されました。町民の皆様には45日間の長期に亘って、不要不急の往来自粛や飲食店の営業時間短縮、教育・保育施設への登園自粛、小中学校の学級閉鎖など、感染拡大防止対策にご理解・ご協力を賜り感謝申し上げます。しかし、解除されましたが、感染者数は下げ止まりの状況です。これから卒業式や、就職など人の移動や会合の機会が増える年度末を迎えるため、7日(月)から3月31日(木)までを「リバウンド防止強化月間」として県内全域を感染急増圏域(赤圏域)に指定されましたので、引き続き感染再拡大を防ぐ行動をお願します。

 

今回の第6波のオミクロン株は、これまでのウイルスとは比較にならないほど感染力が強く、飲食店や職場、そして家庭、高齢者施設、教育・保育施設、学校などで感染が急拡大しています。本町では、第5波までの感染者数が109人でしたが、第6波だけで349人(3/6現在)と急増しました。感染者は、当初若者を中心に拡大傾向でしたが、家庭や職場での感染拡大から、教育・保育施設の幼児や小中学校の生徒に、そして高齢者へ感染が拡大しつつあります。特に、基礎疾患のある高齢者は、重症化する前に死亡する例が見られるとのことです。都城・北諸県圏域でも多数の感染者やクラスター(感染者集団)が散発的に発生しており、引き続きこれまで同様の基本的な感染防止対策(3密回避、マスク、手指消毒、換気)は重要と考えます。

 

県では、7日以降「飲食店等への時短要請と酒類の提供停止は解除」しますが、再拡大防止のため次の行動を要請しており、町民及び事業所の皆様のご協力をお願いします。
〇混雑した場所や感染リスクの高い場所への外出・移動の自粛
〇県外との往来自粛、県外からの来県自粛
〇会食は、一卓4人以下、2時間以内(席の移動は控えて)
〇高齢者施設・障がい者施設の対面での面会制限
〇イベント開催における制限(感染防止安全計画策定の場合、収容定員まで追加可)
〇テレワークの活用や時差出勤の促進
〇休憩室、喫煙所等における感染対策の徹底

以上の取り組みをお願いするとともに、新型コロナウイルス感染症の長期化で、深刻な影響下にある観光業界を支援するため、「ジモ・ミヤ・タビ」キャンペーンを3月14日から月末まで再開するとのことです。4月1日以降は、国の方針を踏まえて検討するとしています。本町の公共施設や学校、高齢者施設、教育・保育施設、放課後児童クラブなどの取り扱いについては、県の指針や感染状況を踏まえて対応していきます。スポーツ施設や図書館などの公共施設は、これまで通り感染対策の周知・徹底を図り開放します。教育・保育施設などの子育て支援施設については、感染防止対策の徹底をお願いするとともに、保護者に対しては、登園自粛などの要請はせず、体調不良時は自宅待機するよう周知を図り、家庭での基本的な感染防止対策の協力を要請します。高齢者施設には、県が抗原検査キットを配布し、週1回程度の検査を実施することとしています。

 

本町の3回目の新型コロナワクチン接種については、2月1日から個別接種を、2月16日から集団接種を開始しています。接種券が届いた方は、早めの予約をお願いします。個別接種については、町内の各医療機関で受け付けています。町内の教職員や保育士、子育てに係る職員等につきましては、今月から優先接種に取り組んでいます。5歳から11歳の小児のワクチン接種については、個別接種を3月5日から町内の小児科で開始し、集団接種は、多目的スポーツセンターで3月25日(金)から開始します。今まで1回も接種していない人へのワクチン接種については、個別接種で対応していますので、町コロナワクチンコールセンター(町健康管理センター内 電話51-5670)にお問い合わせ下さい。ワクチン接種は任意ではありますが、感染症の発症を防ぎ、重症化を防ぐ効果が認められています。「自分を守り、まわりの大切な人を守る」ために3回目の接種にもご協力をお願いいたします。

 

終わりに、第6波の早期収束を願うとともに、新型コロナウイルスが現在のインフルエンザと同等の扱いで生活できる日が早く来ることを願って町長メッセージとします。

令和4年3月7日  
三股町長 木佐貫辰生

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