都城市・三股町圏域の感染急増圏域(赤圏域)の指定及び「オミクロン株の市中感染」を受けて(町長メッセージ⑯)

県は本日、感染力の極めて強いオミクロン株の急拡大を受けて県全域に「感染拡大緊急警報」を発令しました。今後、一気に医療のひっ迫や社会経済活動への甚大な影響が懸念されるため、早い段階で発令したとのことです。と同時に、特に感染が急拡大している都城・三股圏域を一昨日の感染警戒区域(オレンジ区域)から最上位の感染急増圏域(赤圏域)に引き上げました。主な理由は、本日の全感染者100人の内この圏域の感染者が53人(都城市49人、三股町4人)と急激に増加しており、この圏域の直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、57.6人で、赤圏域指定の目安40人を超えたこと。そして、都城市に続いて本町でもクラスター(感染者集団)が確認されたことなどです。

 

宮日新聞によると「全国的に、デルタ株が中心だった第5波では、感染者が千人を上回り、1万人に達したのが5週間後、今回は、8日間で1万人に達している。」とのことであり、いかに感染力が強いかが伺われます。年末・年始や三連休の人流の増加が大きな要因のようです。発令期間は、本日13日(木)から2月2日(水)を目途としています。感染急増圏域(赤圏域)の行動要請は次の通りです。
 ①外出・移動の自粛
  〇混雑した場所や感染リスクの高い場所への外出・移動の自粛
  〇圏域外への不要不急の外出・移動の自粛
通院、通学、通勤、日常の買い物などの生活に必要な外出は対象外
 ②会食の制限
  〇一卓4人以下、2時間以内(「ワクチン・検査パッケージ」適用による
          人数制限緩和は実施しない)
  〇高齢者、基礎疾患のある方、医療機関従事者等の会食は、いつも一緒
          にいる身近な人と
 ③イベント開催における制限
  〇収容率と人数制限あり
  〇会食に繋がる場面の制限
 ④高齢者施設・障がい者施設の対面での面会制限(ガラス越し、またはオン
       ラインでの面会を)

 

本町では、今のところ公共施設等の閉館、時間営業短縮等は考えていないところですが、今後の感染状況を見守りながら対処して参ります。また、飲食店等の時短要請については、社会経済活動への影響が大きいことから国・県の動向を注視して対応したいと考えます。感染予防対策として、県ではPCR検査等の無料検査を県内16ヶ所で実施しています。この圏域では、PCR検査センターが都城市役所南側に、抗原検査が出来る薬局が市内に4ヶ所あります。詳しくは、県の新型コロナウイルス感染症対策特設サイトをご覧になりご利用ください。現在、第6波は若者を中心に拡大し、軽症者が多いと聞きますが、高齢者や基礎疾患のある方については重症化のリスクもあることから、これまで以上の基本的な感染対策をお願いします。

 

最後に、町民の皆さんのご理解ご協力により、オミクロン株の急拡大が落ち着くことを願って町長メッセージといたします。


令和4年1月13日
三股町長 木佐貫辰生

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