県全域を「BA.5対策強化地域」に指定(町長メッセージ㉒)

県は、新規感染者の急激な増加や病床使用率が50%を超え、医療現場の負荷が増大していることを受けて、国と連携してBA.5対策の強化を図るため、県全域を4日から31日まで「BA.5対策強化地域」に指定しました。今回の地域指定は、特別な行動を要請するものではなく、改めて基本的な感染防止対策(マスク、手洗い、換気)を徹底するとともに、混雑した場所や感染リスクの高い場所への外出・移動の自粛を、そして会食における「1卓4人以下、2時間以内」など、これまでの取り組みの強化をお願いするものです。

地域指定に伴いまして、「自宅療養者初期治療センター」「陽性者登録センター」が設置されます。どちらも、入院・外来診療のひっ迫回避に向けた取り組みです。「自宅療養者初期治療センター」は宮崎市のひまわり荘に設置され、自宅療養者のうち咽頭痛などのため食事がとれない患者や症状悪化を訴える患者に対し、点滴治療や処方を行います。「陽性者登録センター」では、発熱症状などを有する40歳未満かつ基礎疾患を有しない人に無料の抗原定性検査キットが配布されます。自ら検査を行ってもらい、陽性の場合はセンター医師の診断による陽性確定の後、速やかに健康観察へ移行するものです。検査キットの配布場所は調整中です。

県内はもとより、本町での感染状況は、「いつ、どこで、誰が、感染してもおかしくない状況」です。自宅療養者の急増に伴い、支援物資の配送に時間を要しています。そのため、県はもしもの備えとして、1週間程度の食料や解熱剤、咳止めなどの備蓄を呼び掛けています。そして、陽性となった人や濃厚接触者となった人の療養期間や待機期間の考え方、期間中の注意点、災害発生時の避難などについて県の公式サイトで詳しく案内していますので、確認をお願いします。

本町では、現在4回目となるワクチンの集団接種を実施中ですが、2回接種完了者に対する3回目の全体接種率(8/2現在)が78.9%、そのうち12-39歳は54.7%です。県平均の80.5%(全体)、57.5%(12-39歳)に届いていません。「自分を守り、大切な人を守るため」3回目の接種のご検討をお願いします。4回目の集団接種は、定員に達しましたので、医療機関での個別接種をお願いします。ご理解、ご協力をよろしくお願いします。また、国では、重症化予防効果を有するオミクロン株対応のワクチン接種を今秋以降実施することが検討されています。

第7波が1日も早くピークアウトし、インフルエンザ同様の医療環境に落ち着くことを願って町長メッセージといたします。

令和4年8月5日       
三股町長  木佐貫 辰生

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