新型コロナウイルス感染症の都城市・三股町の感染警戒区域(オレンジ区域)指定を受けて(町長メッセージ⑨)

町民の皆様には、コロナ禍の中「新しい生活様式」で日常を過ごされていることと拝察いたします。緊急事態宣言が発出された4都府県以外にも、第4波は確実に拡大しつつあり、九州各県でも増加傾向は顕著で、本県も予断を許さない状況下にあります。最近では、日向市、都城市役所、美郷町の老人保健施設や宮崎市で次々とクラスターが発生し、本町でも2月と3月は確認されなかったものの、4月には4人の感染者を確認しました。

 

このような状況を踏まえ、県では都城市・三股町をオレンジ区域に指定しました。県は県内を7つの医療圏域に区分し、各圏域で「直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数」を基に、緑・黄・オレンジ・赤の4色で警戒レベルを示しています。本圏域は、感染者数が急増したことから黄(感染確認圏域)からオレンジ(感染警戒区域)に警戒レベルが引き上げられました。町民の皆様には、3月と4月を「感染拡大予防月間」として、感染防止の協力をお願いしてまいりましたが、大型連休を含む5月以降も引き続き警戒を緩めることなく、注意喚起しながらの行動をお願いします。

 

県と町からの要請内容は、①会食は4人以下、2時間以内 ②高齢者施設・障害者施設における面会制限 ③不要不急の県外往来の自粛 が主であり、これまで同様、三密回避、マスク着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスなどの一層の徹底をお願いします。飲食店などへの時短要請はしませんが、飲食店の感染防止対策の徹底と会食時の「みやざきモデル」の実践をお願いします。
「みやざきモデル」とは
  み みっつの密(密閉・密集・密接)を避けて
  や やめよう大声、大人数、長時間 静かなマスク会食を
  ざ ざせきは間隔を空けて
  き きれいに手指消毒
  も もりつけは小皿で一人ひとり
  で でんわ連絡先をお店に告げて
  ル ルール、ガイドライン遵守のお店を利用しましょう

 

本町では、5月12日からワクチンの集団接種を始めます。まずは、75歳以上の高齢者からスタートし、以後65歳以上に拡大します。希望者全員にワクチンが行き渡るよう日程調整をしますのでご理解とご協力をお願いします。ワクチン接種は、自分の命・周りの大切な人の命を守るため、また、発症・重症化を予防するものです。そして、感染症の最前線で医療に従事している医療従事者など、私たちの日常生活を支えるための仕事に従事する人(エッセンシャルワーカー)へは感謝こそすれ、偏見・差別など許せないことです。また、感染者への誹謗・中傷やSNSへの悪意ある書き込みなどは人権問題です。自分事として皆さんで支え、早期の回復を祈りましょう。

 

終わりに、ワクチン接種が順調に進むことを願うとともに、新型コロナウイルスの1日も早い収束を期待して町長メッセージとします。

令和3年4月27日 

三股町長 木佐貫 辰生

 

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