県独自の「感染拡大緊急警報」(赤圏域)を延長!! (町長メッセージ⑲)
県は、県内全域に発令中の「感染拡大緊急警報」(赤圏域)を4月24日(日)まで延長すると発表しました。この決定は、国の「まん延防止等重点措置」が3月6日(日)に解除になりましたが、その後の感染状況は一進一退の高止まりが続く中で、これから年度替わりや5月の連休を迎えることから、高い警戒レベルを維持しながら、地域経済の回復を図る必要性からの判断です。終期は、感染状況を見極めて判断するとのことです。
今回の第6波は、感染力が強く高齢者施設や学校・教育施設でクラスターが発生するなど新規感染者が続発しています。しかし、高齢者施設等で3回目のワクチン接種が進むとともに保育所等の感染防止対策の強化等により感染者数が減少する一方、再び会食や知人間の活動に起因するクラスターが増加傾向にあるようです。特に、活動が活発な10代、20代の若年層で増加する傾向にあります。感染者の大半が軽症者で病床使用率は低下し、医療供給体制への負荷は軽減していますが、感染力がより強いと言われるBA.2系統が県内でも確認されたことから、今後の感染拡大が懸念されます。
このような状況を踏まえ、4月から入学式や就職など人流が活発になることから、引き続き基本的な感染拡大防止対策「3密(密集・密接・密閉)回避、手指消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンス等」の徹底をお願いいたします。
「感染拡大緊急警報」発令中の行動要請は、次の通りです。
①混雑した場所や感染リスクの高い場所への外出・移動の自粛
②会食の制限(一卓4人以下で2時間以内、テーブル間の移動の自粛)
③高齢者施設・障がい者施設での対面での面会制限
④ワクチン接種済みの方も含め基本的な感染防止対策の徹底
⑤県外との往来は慎重に!
⑥来県の際は、ワクチン3回目接種の完了または、検査での陰性確認を!
事業所での感染拡大防止対策として次のことをお願いします。
①業種別ガイドラインの遵守
②テレワークの活用や時差出勤の促進
③休憩室、喫煙所、食堂や寮等における感染対策の徹底
④大人数・大声が想定される懇親会等の自粛・延期
町では、3回目のワクチン接種に取り組んでいます。5月末終了予定ですので、接種券が届いたら集団・個別接種とも早めの予約をお願いします。5~11歳の集団接種は、一般同様多目的スポーツセンターで、個別は各小児科医院で実施しています。「自分を守り、まわりの大切な人を守る」ためワクチン接種への理解、協力をお願いします。同時に、特に低迷している宿泊・観光関連事業の活性化を図るため、「ジモ・ミヤ・タビ」キャンペーンの適用期間は4月29日(金)、県内限定のクーポンは30日(土)まで延長することとなりました。適用条件として、ワクチン2回接種歴、またはPCR検査等の陰性証明が必要となります。
新型コロナウイルス感染症は、私たちの日常に深刻な影響を与えていますが、地域コミュニティを取り戻すため「感染拡大防止と社会経済活動の両立」が重要です。そのため、「新しい生活様式」を徹底するとともに、少しでも体調に異変がある際は、無理な出勤や登園、登校は控え、すぐに身近な医療機関を受診するようお願いします。終わりに、町民の皆様のご健勝を祈念し町長メッセージとします。
令和4年3月30日
三股町長 木佐貫辰生
- 町長4期目のスタートと10月町議会(町長メッセージ㉔)
- 台風14号被災状況とコロナ「医療非常事態宣言」から「医療緊急警報」へ(町長メッセージ㉓)
- 「ご長寿おめでとうございます。」(町長祝辞)
- 県全域を「BA.5対策強化地域」に指定(町長メッセージ㉒)
- 第7波の「医療緊急警報」発令と町独自の「生活者・事業者支援及び感染症対策」事業について(町長メッセージ㉑)
- 県独自の「感染拡大緊急警報」(赤圏域)を延長!! (町長メッセージ⑲)
- 「まん延防止等重点措置」の解除及び県独自の「リバウンド防止強化月間」への移行を受けて(町長メッセージ⑱)
- 都城・三股区域のまん延防止等重点措置の指定を受けて(町長メッセージ⑰)
- 都城市・三股町圏域の感染急増圏域(赤圏域)の指定及び「オミクロン株の市中感染」を受けて(町長メッセージ⑯)
- 都城・三股圏域の感染警戒区域(オレンジ区域)指定を受けて(町長メッセージ⑮)
- 謹賀新年