牛之峠
1.牛之峠論所跡
牛之峠論所跡の石柱
概略
写真は、牛之峠論所跡に立つ藩境を示す四角石柱です。高さ2.2m、幅25㎝で、3面に「従是東飫肥領」(これよりひがしおびりょう)と刻字されています。論所とは境界争いがあった場所を指し、論地とも言います。飫肥藩が設置したと思われますが、設置時期は不明です。鹿児島藩と飫肥藩の藩境争いは、寛永4年(1627)に始まり、延宝3年(1674)の江戸評定所における島津方敗訴まで48年間続きました。
※現在(令和元年9月)、途中の道が崩壊する危険性があり、当地は進入禁止となっております。登山はご遠慮ください。ホームページ記事では史跡の紹介だけを行っております。
2.一等三角点・天測点
牛之峠一等三角点付近
天測点
・天測点について
天測点は、天文測量のために設置され、天測点自体は測量機器の重量に耐えられるようにコンクリートで作られました。すべての天測点の台上部には指標鋲があり、側面には「第何号 天測点 地理調査所」と書かれた銘板が取り付けられています。全国48箇所に天測点は設置され、牛之峠のものは昭和33年(1958)に設置されました。
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