『三股町史』の刊行について
『三股町史』上巻・下巻刊行
三股町史編さん事業
本町では、町制施行70周年記念事業の一環として、平成26年(2014)10月に三股町史編さん委員会を立ち上げ、平成26・27年度を資料収集・調査期間、平成28・29年度を調査・執筆期間、平成30年度を校正・印刷製本期間とし、平成31年(2019)3月に『三股町史』上巻・下巻(以下、『町史』)を刊行しました。『町史』は、A5判という一般的な自治体史のサイズで、上巻・下巻ともに約700ページです。
町史編さん専門委員会の様子
編さん事業周知のための古文書展示
(三股町立図書館にて)
『町史』の構成
『町史』は、上・下巻ともに通史編として作成し、上巻は自然分野から書き起こし、旧石器時代から江戸時代までを記述しました。下巻は明治時代から現代(平成28年)までを記述しましたが、町史編さん事業の後半期において、平成元号最後の刊行となることが想定されましたので、平成30年の出来事もできるかぎり取り入れることにしました。
『町史』の各編には「はじめに」を設け、そのなかで基本コンセプトを紹介し、今後の課題なども提示しました。本文では、日本史全体を概観し、九州→南九州→都城盆地→三股地域という構成を行い、三股の歴史が日本史のなかでどのように位置づけられるかという点に留意しました。
『町史』でつなぐ思い
最初の『三股町史』は、昭和36年(1961)6月20日に刊行され、その後、昭和60年(1985)11月1日には『三股町史 改訂版』が刊行されました。そして、平成31年3月1日に、上・下2巻組として新たな『町史』が刊行されました。町史編さん委員は三股の歴史に正面から向き合い、真摯に正しい歴史を伝えようと尽力されました。これは、歴代の編さん委員共通の姿勢でしょう。また、本町の町史はこれまで約30年のスパンで作成されていますので、次回作成は30年後の町制施行100周年のときになるでしょうか。
今後は、次代の町史作成者に、どのようなバトンを渡せるかがカギになるのかもしれません。今回の町史編さん事業では、様々な資料が集まりました。その収集作業は今後も続けますが、それらの資料をどのように保存・管理し、活用・公開していくかが未来へのバトン代わりになるのではないかと考えています。
三股がどのような歴史をたどり、現代に至ったかについては『町史』をご覧いただくとして、重要なのは「現在」であり、「未来」にどう生かすかということでしょう。三股には三股の歴史があり、現在に生きる私たちが三股の歴史を学ぶことで過去と対話を繰り返しながら、三股の未来を考えることは重要な取り組みです。そのような取り組みに、少しでも役立つことを願って作成したのが『町史』であり、未来へのギフトとなることを願っています。
「目次」と「はじめに」
下記の添付ファイルでは、上巻:第1編~第3編と下巻:第4編~第5編の「目次」及び各編の「はじめに」を公開しております。
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