霊峰・高千穂の峰をはるか西に望み、東は鰐塚山系に囲まれた私たちの町三股町は、明治22年町村制実施により三股村として誕生し、昭和23年5月3日に町制を施行しました。明治から今日に至るまで、先人の町勢発展へのたゆまぬ努力と町民の郷土愛に支えられ、農林商工併進の町として着実に発展して来たところです。
本町は温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、桜の上米(かみよね)公園、久留米つつじの椎八重(しいばえ)公園やしゃくなげの森などが春を彩り、そして大淀川の源流である沖水川が渓谷を形成し、鮮やかな新緑や紅葉を見せてくれることから、「花と緑と水の町」をキャッチフレーズに町づくりを進めているところです。
そして、平成16年12月九州最南端の「どぶろく特区」の認定を受け、紅白どぶろくを初め、どぶろくを活用したお菓子類やアイス、また豊かな自然が作り出すお茶、里芋、つけもの、米、牛・豚・鶏肉、やまめなどの農畜水産物、そして伝統工芸品としての大弓、ごったん、手打刃物、陶芸品など芸術性豊かな特産品があります。
これからも、自然との共生、町民との協働の理念のもと、「文教のまち」・「アスリートタウンの創造」を目指すとともに、町民一人一人がいつまでも住み続けたい町、住んで良かったと実感できる町の実現に取り組んでまいります。
町勢の発展のため、町民の皆様の一層のご理解ご協力を宜しくお願いいたします。
平成22年9月24日
三股町長 木佐貫辰生