第7波の「医療緊急警報」発令と町独自の「生活者・事業者支援及び感染症対策」事業について(町長メッセージ㉑)
町民の皆様におかれましては、日頃から町政の推進にそれぞれの立場でご理解・ご支援を賜り心から感謝申し上げます。新型コロナ感染症対策においては、ワクチン接種や3密対策などご理解・ご協力をいただいているところですが、最近の感染者急増により第7波の到来となりました。県は、病床使用率が25%を超えたことから「医療緊急警報」を発令しましたが、withコロナのステージとして、基本的な感染対策をしながら社会経済活動を回すことも重要と考えています。現在、町では消費拡大支援事業としてプレミアム商品券の発行を実施しています。そして、ウクライナ危機や円安に端を発した「原油価格・物価高騰」に対して、町民の生活と事業者の活動を支援するため、地方創生臨時交付金を財源として次のような本町独自の施策を実施します。
◎施策の概要 19事業189,123千円
①原油価格・物価高騰対策に関する事業 150,142千円
〇生活者支援に関する事業として
・給水契約している個人および事業所に対し、水道基本料金を4カ月分減免
・18歳以下の子ども1人に対し5,000円を給付
・小中学校給食費は据え置いて、食材費の高騰分を支援
〇中小企業者・農業者支援に関する事業として
・売上収入120万円以上の個人に5万円、法人に10万円を給付
②新型コロナ感染症対策 38,981千円
〇感染症対策に関する事業として
・町内7カ所の児童館と町研修センターに空間除菌機能を備えたエアコンを設置
・文化会館・図書館に空調除菌消臭装置を整備
・小中学校にCO2モニター(測定器)の設置など
〇「withコロナ」下での地域経済活性化事業
・町商工会のイベントなどへの補助事業
・町内飲食店周遊スタンプラリー事業
このほか、県の補助により保育所などへの給食支援も実施します。本町独自の施策の詳細については、町役場関係課や商工会などを通じて周知に努めます。また、県単独の事業もありますので、担当課に照会・相談してください。本町独自の更なる取り組みについては、国・県の動向を踏まえ検討してまいります。
これから人流が多くなる夏を迎えます。過去2年間とも夏休みの時期に感染が急拡大しています。そのような中、本町は3回目のワクチン接種率が県内では低く、特に30代以下が顕著です。ワクチン接種は重症化予防効果とともに後遺症リスクも低くなることが報告されています。「自分自身と大切な人の健康を守るため」に3回目接種の積極的な検討をお願いします。また、対象者は限定されますが、4回目接種にもご協力をお願いします。
新型コロナウイルスの収束が予見できないことから、これまで同様「感染予防対策」を取りながら、日常を取り戻す行動が必要と考えます。少しずつでも各種行事やイベントを再興したいものです。町では、感染状況を踏まえながらではありますが、「ふるさとまつり」や「パノラマまらそん大会」など開催の方向で検討したいと考えます。皆様のご理解・ご支援をお願いいたします。まずは、急拡大の感染者とならないよう気配りしながら、この夏を乗り切りたいものです。町民の皆様のご健勝とご活躍を祈念して町長メッセージとします。
令和4年7月15日
三股町長 木佐貫 辰生
- 町長4期目のスタートと10月町議会(町長メッセージ㉔)
- 台風14号被災状況とコロナ「医療非常事態宣言」から「医療緊急警報」へ(町長メッセージ㉓)
- 「ご長寿おめでとうございます。」(町長祝辞)
- 県全域を「BA.5対策強化地域」に指定(町長メッセージ㉒)
- 第7波の「医療緊急警報」発令と町独自の「生活者・事業者支援及び感染症対策」事業について(町長メッセージ㉑)
- 県独自の「感染拡大緊急警報」(赤圏域)を延長!! (町長メッセージ⑲)
- 「まん延防止等重点措置」の解除及び県独自の「リバウンド防止強化月間」への移行を受けて(町長メッセージ⑱)
- 都城・三股区域のまん延防止等重点措置の指定を受けて(町長メッセージ⑰)
- 都城市・三股町圏域の感染急増圏域(赤圏域)の指定及び「オミクロン株の市中感染」を受けて(町長メッセージ⑯)
- 都城・三股圏域の感染警戒区域(オレンジ区域)指定を受けて(町長メッセージ⑮)
- 謹賀新年