謹賀新年

新年、明けましておめでとうございます。 

町民の皆様におかれましては、平成23 年の新春を健やかにお迎えられたことと心よりお慶び申し上げます。 旧年中は、町政の円滑な運営、推進に多大なるご協力、ご支援を賜り深く感謝申し上げます。 私、任期満了による昨年の町長選挙において、当選の栄に浴し、身に余る光栄に存じます。精一杯頑張りますので、皆様のご指導、ご協力を宜しくお願いいたします。
 
さて、昨年は、口蹄疫で町民の皆様に大変なご心配・ご苦労をおかけいたしました。4月の発生以来、行政機関や農協、畜産農家はもちろんのこと、各界各層の協力を得て、日夜防疫活動に取り組んでまいりました。また、外出自粛やイベント・催しの延期、中止など影響は甚大でした。本町でも、伝統の「早馬まつり」や「六月灯」が中止になり、自治公民館活動も自粛となり、社会・経済活動など地域全般にその影響が及んだところです。

そして、約29万頭の牛豚を殺処分しなければならない、未曾有の大事態となり、県民総力戦で約4ヶ月間、見えないウイルスとの闘いを強いられました。この間町民各位におかれましては、それぞれの立場でご支援、ご協力を賜りあらためまして感謝申し上げます。町では、元気な町三股の復興再生に向けて各種政策を実施して参ります。これからもご支援、ご協力を宜しくお願いいたします。
  
このような中、本町では、実施計画に基づき、また国の緊急経済対策等を受けて、着実に事業を実施しています。町内小中学校の校舎や体育館の耐震化事業につきましては、子供の安心安全の観点から小学校3校の体育館の改築を前倒しで同時に着手いたしました。これで、町内の小中学校は全て耐震化が完了します。そして、子育て支援策のひとつとして、ファミリーサポートセンターを開設いたしました。

次に、三股駅周辺の活性化策としまして、物産館を併設する産業会館の建設や「みまたんえき」の改修などを一昨年行い、町内外への情報発信の場として活用されているところですが、その一環として駅西側の駐車場・駐輪場整備を実施しています。町営コミュニティバス「くいまーる」やJR九州ならびに宮崎交通バスとの交通結節点として、賑わい創出が期待されているところであります。

また、宮村地区の過疎対策として21区画(1区画100坪)の宅地を今年販売いたします。これは、過疎定住奨励金の対象となりますのでご活用ください。そして、現在、これからの本町の町づくりの基本となる「第5次三股町総合計画基本構想」(23~32年度)策定を一昨年から進めており、昨年の11月地区座談会におきまして概要を説明いたしました。本計画には、町民アンケートの結果や今回の座談会のご意見、私の選挙マニュフェストなども反映させる予定です。
  
地方自治体を取り巻く環境は、少子高齢化、安全安心への意識の高まり、経済・雇用環境の悪化、価値観の多様化、国や地方の財政難など依然として厳しい状況が続いてます。また、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉への参加問題が急浮上し、町づくり、地域づくりの責任者として危惧しているところであります。

私は、「自立と協働で創る元気なまち三股町」をスローガンに掲げ、町民の目線、感覚で身の丈にあった活力と魅力ある町づくりに誠心誠意努力したいと考えています。今後とも、皆様方の温かいご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願いいたします。結びに、皆様方の益々のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げまして、年頭の挨拶といたします。

平成23年元旦
三股町長 木佐貫辰生

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