町長所信表明

私は、この度、町民の皆様方の信託を賜り、当選の栄に浴し、身に余る光栄に存じます。と同時に、多くの先人たちが築いてこられた伝統ある、自然豊かな「ふるさと三股」の町政の舵取りを担うことになり、その責務の重大さを痛感し、身の引き締まる思いで一杯であります。これからの四年間、三股町の発展、躍進のために精一杯頑張ってまいりますので、町議会の皆様を始め、広く町民の皆様のご指導、ご協力をお願い致します。

私は、選挙戦を通じ「自立と協働で創る元気なまち三股町」をスローガンに、まちづくりの方向性を町民の皆様に訴えてまいりました。
 
まず、三股町は、これからの四年間「自主・自立」で行政を運営してまいります。景気低迷で税収が伸びなやみ、国からの交付金も厳しい状況ではありますが、行財政改革を継続し、町民のニーズに耳を傾けるとともに身の丈に合った行財政運営に心がけ、計画的に街づくり、地域づくりに取り組みます。

次に、町民主体、町民参加型の行政運営に心がけ、「見える行政」の仕組みづくりに努めます。現在私たちを取り巻く環境は、少子高齢化、環境問題、過疎の進行、住民ニーズの多様化などさまざまな課題があります。これらの課題解決は、行政だけで出来るものではありません。町民の力を、知恵を借り、一緒になって取り組むべきテーマです。つまり官民の「協働」作業であります。そのような共同作業が出来る環境づくり、ステージづくりに取り組み、見える行政に努めます。

地域主権、地方分権が叫ばれ、義務付けや枠づけの見直し、ひも付き補助金の一括交付金化、国の出先機関の廃止など、今後の展開次第では地方自治体の環境が大きく変わるかもしれません。私たちは、このような時代の変化に適切に対応できる役所づくり、人づくり、ものづくりを柱にしたまちづくりを進めていかなければならないと考えます。
 
地域主権の受け皿として、小さくても輝く自治体として、夢あるふるさと三股町を更に進展させるため、私も歴代の町長が心血を注いで、懸命に取り組まれた、素晴らしい三股町建設のため、先輩諸氏に劣らぬよう、全身全霊を捧げる所存であります。
以上、町長就任にあたり、町政を担当する者としての、ここに決意を明らかにして、所信表明と致します。

平成22年9月30日
三股町長 木佐貫辰生

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