降灰という試練を迎えて②

昨日(3月3日)も、新燃岳の大噴火があり本町にも僅かながら降灰がありました。町民の皆さんは、大噴火のたび降灰を気にする日々ではないでしょうか。私も昨夕、モクモクと上がる噴煙を見ながら、1月26日の悪夢の再来を気にしていました。
 
新燃岳の降灰除去作業を開始して1ヶ月が過ぎました。当時からして見違えるほど街が明るくなり、皆さんに元気が出てきたように感じます。まだ、季節風が吹くたび灰が舞いますが、日常性を、普段を取り戻しつつあります。この間、各家庭、自治公民館、町建設業協会、シルバー、ボランティアなどなど多くの方々、団体からの支援、協力でスムーズに灰の除去作業を進めることが出来ました。また、多くの方々、会社、団体からマスクや降灰袋、スコップなどの支援物資や義援金の支援がありました。心から感謝申し上げます。

皆さんの応援を糧に町民一丸となって頑張ります。まだまだ、先行きが見通せない状況ですが、農林商工業への降灰被害対策など皆さんの声を国・県へ伝え、町として万全の態勢で対応したいと考えています。これからも、皆さんのご協力、ご理解を宜しくお願いいたします。

※三股中学校の給食放送の抜粋(2月25日)
「給食終了後、各クラスの厚生部長は集まってください。校内で集められた火山灰の入った全ての袋を所定の場所に持って行きます。1週間本当にお疲れ様でした。全校生徒の皆さんが気持ちよく学校生活が送れるようにとの思いでボランティア活動をしてきました。‥‥‥新燃岳火山噴火対策募金は本日で最終日となりました。全校生徒の皆さん、先生方、今日まで募金への協力有難うございました。タイガーマスク現象ではないですが、このように困っている人や地域のために何かしようとする人たちの善意の輪が広がって住みよい三股町、宮崎県、日本になっていくといいなと思います。」~気持ちのこもった募金を頂きました。皆さん有難う。

 平成23年3月4日
三股町長 木佐貫辰生

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