東北・関東大震災から1週間~募金活動に協力しよう!!

悪夢の1週間が過ぎつつあります。2011.3.11この日は、日本の震災史上いや歴史上、永遠に忘れることが出来ない日となりました。未曾有の被害とは、こんな惨状を言うのだろうか。浜で数百人の遺体を発見、安否不明者何千人、倒壊家屋何万棟など、見るも聞くも前代未聞、無惨な光景、悲痛な叫び。避難所の中で不足する衣食に加え被災者へ厳しい寒さのぶり返し。まだまだ、続く余震。そして、原子力発電所の危機。二重苦、三重苦に私たちが出来ることは。
 
今日、三股中の卒業式がありました。3月の中旬とはいえ、少し肌寒い日でした。314名の生徒全員が目出度く卒業し、次の世界へ飛び立とうとしています。式辞や祝辞などの中で、このように式が出来る日常を、当たり前である世界がいかに大切であるかを噛み締め、感謝しなければならないとの趣旨の言葉があり、地震で卒業式、入学式を奪われた学生、生徒、児童を思うと胸が痛みます。この震災で家族がバラバラ、死別、安否不明、瓦礫の山の中で身内を捜す光景は、身を切られる思いがします。 
 
わが町、そして宮崎県は、口蹄疫で全国から多くの義援金を頂き、あの苦痛の、閉塞感漂った時期を乗り越えようとしています。また、新燃岳の大噴火の降灰でも本町に縁ある人々や団体から温かい支援を頂きました。今こそ、私たちに出来ることは何かを考え実行することです。行政としては、議会とも相談しながら、本町も加盟する宮崎県町村会と歩調を合わせ、物的、人的支援をしていきたいと考えます。個人的支援としては、義援金として協力することが一番ではないでしょうか。本町では、役場、中央公民館、文化会館、社会福祉協議会(元気の杜)に募金箱を設置しています。皆さんの温かい善意をお願いいたします。
 
被災された多くの皆さんに心からお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方に深くお悔やみを申し上げ、1日でも早い復興を願っています。

平成23年3月18日
三股町長 木佐貫辰生

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