秋本番と集落座談会を終えて

日本全国に深刻な被害を及ぼした台風12号、15号が通過した後、本町は台風一過、秋本番の様相を呈しています。急に涼しくなり、大変過ごしやすい陽気で、スポーツに、読書に、食欲の秋といった感が漂っています。9月中旬、各集落で敬老会が催され、それぞれ趣向を凝らした宴に、地域の高齢者への思いが感じられました。小中学校の運動会も晴天のもと、盛会裏に開催され、各学校生徒の郷土芸能の披露は、本町の伝統芸能の伝承として心強く思います。そして、子どもたちの元気な姿は、私たち大人にとって明日への勇気、エネルギーであります。
 
10月初めから集落座談会を開催しました。昨年同様、地区を9つに分け、夜7時からの開催で、仕事でお疲れのところに足を運んでいただき、貴重なご意見を賜りました。今回のメインは、まちづくり基本条例及び環境基本条例の策定に向けて、町の基本的な考え方を説明し、理解を深め、これからの町づくりに協働で取り組む機運づくりと位置づけました。行政をもっと身近に、「参画と協働」で「見える行政」の実現に向けての基本的なルールを定めるもので、これを契機により開かれた町民参加の土俵作り、ステージ作りがスタートするものと考えています。「仏造って魂入れず」とならないよう、実効性ある「参画と協働」のあり方を検討します。
 
座談会では、ゴミ問題、公民館未加入者対策、道路歩道整備、公共下水道加入対策、地域活性化、過疎対策、防災対策、次年度へ向けての提言など多くのご意見を頂きました。すぐに対応できるものはすぐに、時間がかかるもの、予算を伴うものは持ち帰って検討と答えました。皆さんのご意見は、真摯に受け止めていきます。行政は、町民のためにあります。これからも、遠慮なくご意見を賜ればと思います。まちづくり基本条例の理念である「参画と協働」を通じて、開かれた行政として町民との信頼関係の醸成に努めてまいります。
 
もうすぐ、11月。「第21回のふるさとまつり」がやってきます。本町最大の野外イベント、秋の収穫祭として町民総参加、町民手作りのお祭りです。皆さんのお越しをお待ちしています。

平成23年10月28日
三股町長 木佐貫辰生

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