まちづくり基本条例

 まちづくり基本条例について

平成の大合併が行われる中、自主自立の道を選択した三股町は、地域のことは、地域に住む町民が責任を持って決めることのできる活気に満ちた地域社会を目指そうとしています。  

現在、各地区には、少子・高齢化、人口減少、経済環境の停滞、生活様式の変化・多様化などの環境の変化により多くの課題と要望があります。

今後とも、住民の身近な生活の充実による持続的な発展を可能とするまちづくりを進めるためには、町民の皆さんと町役場とが互いに連携し協力しあって協働のまちづくりを進めていくことが重要です。

この度、「自立と協働で創る元気なまち 三股」を実現するため、町民の皆さんと町役場が協働してまちづくりを推進していくことを町行政の基本的な方針に位置づけ、今後のまちづくりの指針となる「三股町まちづくり基本条例」を制定いたしました。

この条例は、協働によるまちづくりを進めるときに必要となる基本原則や仕組み、町民の皆さんと町役場の役割など、本町でのまちづくりのルールを定めています。

まちづくり基本条例については下記添付ファイルで確認ください。

「まちづくり」とは

「まちづくり」とは、道路、水道、下水道、公園などのハード面の整備だけではなく、保健、福祉、衛生、教育、防犯、防災、産業などのように町民の皆さまの生活に身近で、幅広い分野を含む公共的な活動をいいます。
つまり、「まちづくり」とは、町民の皆さんが「住んでよかった」と、快適に安心して暮らすことのできる豊かな地域社会をつくるための活動といえます。

「まちづくり」の基本原則(4つのルール)

皆さんが快適に安心して暮らすことのできるまちづくりを進めるために、条例は、①町民自治の原則、②情報共有の原則、③参加の機会確保の原則、④協働の原則の4つを基本原則に定めています。町民の皆さんや町役場は、この4つの基本原則を守りながら「まちづくり」を進めていく必要があります。

「まちづくり」の基本原則(4つのルール)

①町民自治の原則

これからのまちづくりは、町民の皆さんが自主的に参加し、町民の皆さんが主体(担い手)となりながら、まちづくりを進めていくことを基本とします。

② 情報共有の原則 

まちづくりに参加したいという町民の皆さんの興味や意欲を起こすには、町役場が持つ多くの情報を分かりやすく提供する必要があります。また、町民の皆さんが持つ情報を町役場で共有しながら、まちづくりを進めていくことを基本とします。 

③参加の機会確保の原則 

まちづくりは、町民の皆さんが主体的、積極的に参加して初めて行うことができます。まちづくりに町民の皆さんの意向を適切に反映させるため、町役場は町民の皆さんのまちづくりへの参加の機会を確保しながら、まちづくりを進めていくことを基本とします。

④協働の原則

今後のまちづくりは、町民の皆さんと町役場が、お互いに創意工夫を重ねながら、連携・協力してまちづくりを行っていくことを基本とします。

まちづくりを行うのは誰?

地域が抱えるさまざまな問題を解決したり、まちづくりを進めていくには、町役場だけではなく、本町に関係する多くの皆さんの参加と協働が必要となります。このようなことから条例では、①町民、②地域コミュニティ、③町民活動団体、④事業者、⑤町役場の5者をまちづくりの主体(担い手)とし、まちづくりを進めていくために、町民の皆さんや町役場に求められる役割などを定めました。

①町民の権利や責務(役割)

まちづくりは、町民の皆さんが、快適に安心して暮らすためにあります。町民の皆さんは、まちづくりの担い手として、まちづくりに参加したり、まちづくりへの意見を提言したりすることができます。まちづくりの担い手であることを認識し、積極的にまちづくりに参加しましょう。

②地域コミュニティの役割

自治公民館やPTAなどの地域コミュニティは、まちづくりの重要な担い手です。町民の皆さんは、地域コミュニティ活動に積極的に参加することで、まちづくりに参加することができます。地域コミュニティは、地域の意見を取りまとめながら、地域それぞれの問題を解決することなど、主体的なまちづくりに努めましょう。

③町民活動団体の役割

NPO法人、環境保護団体や福祉活動を行うボランティア団体などの町民活動団体(営利、宗教、政治を目的とする団体は除きます)は、まちづくりを進めていく重要な存在です。地域社会の一員として、その専門知識や特色を生かしながら、自らの目的に沿った活動を通して、町役場やそのほかのまちづくりの主体(担い手)との交流・連携を図り、お互いに尊重しながら、まちづくりを進めましょう。

④事業者の協力

町内にある企業や個人商店などの事業主も地域社会の一員として、今まで以上に地域の公益的な活動に参加しましょう。

⑤町役場の役割

町役場は、これまでも町民の皆さんにとって快適で安心して暮らすことのできるまちづくりを推進してきました。今後は、条例をもとに皆さまがまちづくりに参加しやすい環境づくり、意見、要望、提案などを適切にまちづくりに反映させていきます。

よくある質問

問)「まちづくり」とは、道路や町並みの整備のようなことですか?

答)

この条例での「まちづくり」とは、道路、水道、下水道、公園などのハード面の整備だけではなく、保健、福祉、衛生、教育、防犯、防災、産業などのように町民の皆さんの生活に身近で、幅広い分野を含む公共的な活動をいいます。つまり、「まちづくり」とは、町民の皆さんが「住んでよかった」と、快適に安心して暮らすことのできる豊かな地域社会をつくるための活動といえます。
 

問)条例ができたことで、「まちづくり」に参加しなければならないのでしょうか?

答)

この条例は、町民の皆さんに「まちづくり」への参加を強制するものではありません。本町では、自治公民館やボランティア団体が、さまざまな活動を行っています。これらの活動に参加することも、まちづくりに参加することになります。もっと暮らしやすい三股町をつくるためにも、町民の皆さん一人一人が、できる範囲でまちづくりに参加することが大切です。

問)「まちづくり」基本条例ができると、何が変わるのでしょうか?

答)

① 町の総合計画や重要な施策などを検討したりするときなどには、必ず町民の皆さんのご意見を聞いたり、検討に町民の皆さんが参加できる体制になります。
・ 審議会やパブリックコメント、町民座談会などの実施
・ 審議会や委員会の委員の公募制の実施
・ 町役場による積極的な情報の公開や提供など

② 町民や自治公民館の皆さんから提出された「まちづくり」を推進するためのアイデアや提案を生かすことのできる体制になります。

③ 自治公民館やNPOなどの皆さんが、活発に活動できる環境になります。

添付ファイル

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