謹賀新年

新年、明けましておめでとうございます。

町民の皆さまには、令和2年の新春を、健やかに、お迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は、町政の円滑な運営に、多大なるご尽力を賜り深く感謝申し上げます。昨年は、「御代替わり」の年となり、5月1日に新天皇が即位され、令和の時代が始まりました。わが町も、町制施行71年目のスタートの年となり、本町のまちづくりのスローガンである「花と緑と水のまち」「文教のまち三股」「アスリートタウン三股」の実現に向かって尚一層頑張らねばと、決意を新たにしているところです。

さて、昨年の日本経済を振り返ってみますと、アメリカの保護主義や、米中の貿易戦争、韓国との貿易摩擦などが懸念される中、企業業績は堅調に推移していますが、人手不足は深刻さを増しつつあります。外国人労働者の受け入れを拡大する新制度がスタートしましたが、人口減少、少子高齢化が進行する中では深刻な課題と受け止めています。このような中、本町では、国の「実践型雇用創造事業」を活用し、雇用拡大、人材育成、就職促進、創業支援や新商品開発などに取り組んでいるところです。

地球温暖化による気候変動などから、昨年も全国的に災害の多い年でありました。特に台風15号、19号は、関東地方を中心に記録的な豪雨災害をもたらしました。亡くなられた方々、被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。このような災害を目の当たりにしますと、防災・減災・国土強靭化への取り組みともに自主防災組織の拡充強化を図らねばと考えます。今年は、第6部消防団詰所が第6地区分館に併設し竣工します。また、長田地区第5部消防団詰所と避難施設については、長田小学校隣接地に移転改築する計画です。

また、本町の重点施策である、子育て支援としては、小中学生の入院医療費については、現行どおり無料化を、外来は11月から支援制度を拡充いたします。また、三股西小の児童数適正化のため、小規模特認校である長田小と梶山小へ通学できるスクールバスについては、引き続きバス2台で運行いたします。学校のICTによる教育環境整備については、国の動向を注視しながら、計画的に取り組みます。学校のトイレは、洋式化を図ります。「アスリートタウンみまた」創りについては、旭ヶ丘運動公園陸上競技場の全天候型への整備が今年で完了しますが、さらに2次計画で周辺整備に取り組む計画です。

そして、町政の最重点課題の一つである、五本松町営住宅跡地の活用方策については、基本構想に引き続き、今年、基本計画を策定する予定です。そして、JR三股駅と文化会館・元気の杜、役場・中央公民館、そして五本松団地跡地に囲まれたエリアを、中心市街地と位置づけ、コンパクトシティとして再整備するとともに、町コミュニティバスである「くいまーる」の利便性を高めるため、交通体系の再編について検討したいと考えています。

今年は東京オリンピック・パラリンピックの年であり、本町は聖火リレーが走る町となり、三股中学校駅伝部の「徳留慶太君」が県公募の推薦ランナーとして走ります。出発式を4月27日に町多目的スポーツセンターで開催する予定です。また、10月17日から12月6日にかけて国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭が本県で開催され、本町は文化の香り高い町として「演劇のまち」・「郷土芸能のまち」として情報発信する計画です。

今年も、「自立と協働で創る元気なまち みまた」を創るため、町民の皆さまと、町政全般にわたって、さらに元気で誇れる町づくりを、目指したいと考えます。ご理解と、ご支援をよろしくお願いします。結びに、皆さんにとって素晴らしい1年であらんことを祈念し、新年の挨拶といたします。

令和 2年 元旦

三股町長 木佐貫  辰生

 

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