新春を過ごして

新春の公式行事は、5日の成人式から始まります。例年通り、新成人者と翌年成人式を迎える後輩で実行委員会を立ち上げ、約1時間半のイベントの企画、運営、進行に携わってもらいました。仲間、先輩を祝うイベントを演出する熱意と場慣れしない瑞々しさが参加者の心を打つ内容にしてくれたと思います。今年も手づくりで心のこもった成人式でした。

この日の午後からは、町商工会主催の「新春あいさつ会」がありました。本町の商工会員、民主団体、各種団体、議会、行政関係者の多くが集まり、「まちの活力は人の交流から」をテーマに、賑やかに年賀のあいさつ、交流を行いました。商工会女性部や飲食関係の皆さんの料理、そして出し物には、毎年ながら感心します。
 
8日は新春の劈頭を飾る「町消防団出初式」。曇り空で少々寒い日でしたが、「三股町消防団ここにあり」と言うに相応しい、団員総参加の引き締まった式でした。幼年消防の参加や県防災救急ヘリの訓練披露があり、式典が盛り上がりました。町消防団には、日頃から、そして年末には「特別警戒啓発活動」を10日間、20時から深夜まで実施していただき、町の安全・安心の向上にご貢献いただいているところです。

そして、翌日には、県市町村対抗駅伝競走大会が、宮崎市で開催され、昨年に引き続き町村の部での2連覇を達成しました。全体でも4位と昨年を上回る成績を残すことが出来ました。優勝は、この日を目指して頑張った選手はもとより、監督やコーチなどのスタッフの情熱、献身的な努力の成果であり、本町の誇りです。追われる立場で苦労も多いと思いますが、今後とも「アスリートタウン」のフロントランナーとしてご尽力を願いします。
 
15日に予定した「あぜ焼き」は雨天のため延期で、予備日の22日も雨天、中止せざるを得なかったところです。皮肉にも前日までは晴天。自然には勝てません。
29日は2地区壮年30周年祝賀会。青年団活動がだんだん下火になりつつあるとき、青年団OBを中心に結成。設立に至る苦労、そしていろいろな試練を乗り越えてこられた30年、自治公民館を支える地域の中核的な組織として成長し、そして地域貢献の精神での活動は、頼れる存在です。これからも、地域密着、地域貢献を旗印に活躍を期待します。
 
昨年の26日には、新燃岳の爆発的噴火があり、今頃は、町民総出で降灰除去に汗を流していました。今もマグマの供給は続いており、予断を許さないことから、関係機関と連携を図りながら危機事象に備えます。今年は、辰年、昇竜のごとく飛躍の年であればと願うとともに、皆さんのご健勝、ご活躍を祈念し、新春の所感とします。

平成24年2月16日
三股町長 木佐貫辰生

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