町人口25,000人を達成

3月から4月にかけては、別れと出会い、卒業と入学、就職と異動などなど、人が大きく動く月でもあります。町では職員173人中65人の人事異動があり、新人7人が入庁しました。やる気満々の皆さんです、叱咤激励をお願いします。そのような中、本日、25,000人達成の記念式典を開催しました。3月26日に生まれた「今村さん夫妻」の娘さんが、記念すべき節目の人口となりました。健やかに育って、三股の未来を温かく見守っていただけたらと思います。
 
本町は、戦後16,000人強でスタートし、しばらくは15,000人前後で推移していたところ、昭和50年代以降、土地区画整理事業、公営住宅等の整備、上水道などの生活インフラや企業立地、道路整備などの努力及び都市計画区域の見直しによる民間の宅地開発、大学開設などで徐々に人口増に転じ、昭和63年11月に2万人を達成、そして、25年後の本日記念行事にいたったところです。
 
本町は、鰐塚山系の扇状地で、山紫水明の地であり、「花と緑と水の町」をキャッチフレーズに、自然との共生を目指しています。そして、都城市に隣接し、暮らしやすい町であるとともに、独自のまちづくりを推進しています。自主自立を基本に、町民との協働を理念として、活気ある元気な町を創るため、子育て支援の充実や文教の町の再生、アスリートの町の創造、農林水産業の振興、均衡ある町土の発展に邁進しているところです。このような取り組みが評価され、人口増に繋がっているのかもしれません。そして、これからも、民間での宅地分譲、開発等の計画もあり、さらに、人口増を期待するものであります。
 
ただ、本町も、少子高齢化は進行しており、そして過密・過疎・空洞化という本町特有の課題もあります。更に、厳しい財政事情の中で、医療、環境、安全に係る大型事業も差し迫っています。しかし、「自立と協働」でそれぞれの地域の特性に合った地域づくりに取り組み、「住んで良かった、これからも住み続けたいまち」と町民の皆さんから評価されるよう、25,000人達成を機に心新たにしたところであります。

平成24年4月27日
三股町長 木佐貫辰生

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