世界糖尿病デーについて

「第61回全国糖尿病週間 (2025)に寄せて」

宮崎大学医学部内科学講座

血液・糖尿病・内分泌内科学分野 上平 雄大 

 

 皆さんはブルーサークルをご存知でしょうか。世界糖尿病デーのキャンペーンに用いられる、青い丸のことです。ブルーサークルは、糖尿病に関する国連決議 (糖尿病の全世界的脅威を認知する決議)が採択された翌年の2007年から使用されているシンボルマークであり、国連やどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」をデザインし、”Unite for diabetes” (糖尿病との闘いのために団結せよ) という意味が込められています。また、世界糖尿病デーである11月14日には糖尿病の脅威啓発のために世界中の様々な施設がブルーにライトアップされます (過去に宮崎県では県庁本館や古賀総合病院がライトアップされています、今年は11月9日から15日で県庁本館の他、都城市北諸県郡医師会館本館、日南市役所がライトアップ予定です)。


 世界の糖尿病患者数は5億人を突破し、今後も増加することが予想されることから糖尿病はいまや人類全体の健康を脅かす病気となりました。一人ひとりの生活習慣や治療の継続はもちろん重要ですが、一人一人が糖尿病を正しく知り、理解するなど、社会全体で団結して支え合う姿勢が重要です。
11月14日の「世界糖尿病デー」をきっかけに、あなたもブルーサークルの輪に加わってみてはどうでしょうか。

 

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