75歳以上の高齢者に対する「保健事業と介護予防の一体的実施事業を実施します
高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業とは?
この事業は、高齢者の健康寿命を延ばし、長く元気にすごせるようサポートする事業です。高齢者の生活状況や健康状態を把握し、必要な人へ助言等を行います。
後期高齢者の健康状態と健康課題を把握したうえで、「保健事業の実施」や「保健事業と介護予防事業の連携」をきめ細やかに行うことで、疾病やフレイルの予防を図り、健康づくりの支援に取り組んでいきます。
三股町における取組み
① 高齢者における個別的支援(ハイリスクアプローチ)
・健康診査の結果や病院の受診状況等から、重症化リスクの高い人に電話や訪問を行い、1人1人に合わせた個別の支援を行います。
・健康診査を受けておらず、病院の受診もしていない等、健康状態が不明な人へ保健師等が個別訪問を行い、状況把握を行います。
② 集いの場における積極的関与(ポピュレーションアプローチ)
・集いの場を回り、健康診査の受診勧奨等を行います。希望団体には、健康講座を実施します。(内容や日程はご相談ください。)
・健康診査を受けた人向けの結果説明会を実施します。(健診を受けていない人、付き添いの人も参加可能です。)
・気軽に相談ができる場を作ります。健康に関する相談に随時対応いたします。
フレイルとは?
フレイルとは「虚弱」という意味で、「健康」と「介護が必要な状態」の中間のことを言います。
フレイルには、下記のような様々な側面があります。
・身体的フレイル
・オーラルフレイル(歯、舌、口周りの筋肉、飲み込み等の機能低下)
・心理的、認知的フレイル(うつ傾向、認知機能の低下)
・社会的フレイル(人との交流が減る)
これらは単独で起こるのではなく、生活習慣や身体・心の状態によって、複雑に絡み合いながら進行していきます。フレイル対策を行えば、元の健康な状態に戻る可能性があります。
早めの予防・対策で健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)を伸ばしましょう!
フレイル予防のポイント
健康で元気に過ごすためには、適切な栄養摂取、お口の健康、運動、社会参加が大切です。生活の中に、自分に合った方法で取り入れてみましょう。
①適切な栄養摂取を行いましょう。
1日3食しっかり食べて、バランスよく栄養を摂りましょう。
タンパク質を意識して摂り、低栄養を防ぐことが大切です。
②お口の健康を保ちましょう。
お口の健康は、全身の健康に関係しています。
はみがきや入れ歯の清掃、歯科医院への定期的な受診、おくちの体操等を行いましょう。
③適度な運動を行いましょう。
運動を習慣づけ、体力を保ちましょう。筋力を維持して、自立した生活を送ることが出来ます。
④社会参加をしましょう。
社会参加は、心身の活動を活発にします。ボランティア活動や集いの場への参加、家族や友人との交流を大切にするなど、自分にあった社会参加を見つけましょう。