年の初めに

今年も、県市町村対抗駅伝競走大会の「町村の部」での優勝が、本町アスリートの幕開けとなりました。見事3連覇達成です。2連覇直後から3連覇を目指して始動し、選手の努力はもちろん、「三股に2位はない」との決意で小・中・高校・一般のチームワークを創り上げた前田利保監督以下コーチスタッフ陣の成果です。感謝と敬意を表します。本町は、「アスリートの町づくり」を掲げていますが、その成果の一端を県内に発信することが出来ました。この勢いを1年の原動力と致します。
 
「アスリートタウンみまたの創造」が町スポーツ振興基本計画の副題(キャッチフレーズ)となっています。子どもから大人まで、「いつでも、どこでも、いつまでも」スポーツに親しめる環境づくりが、アスリートタウンのスタートです。ハード面、ソフト面での着実な前進が、町民総参加の生涯スポーツへの橋渡しとなります。22年度に策定した振興計画を一歩前進させるため、具体的な計画づくりを新年度に取り組みたいと考えています。スローガンだけでなく、実体の伴うアスリートタウンとなるために。
 
本町の公立文化会館が、24年度地域創造大賞・総務大臣賞を受賞しました。開館11年目を迎えていますが、開館以降取り組んでいる、小中高校生を対象とした演劇ワークショップ「みまた座」や戯曲講座(せりふ書いてみる?)。そして開館10周年事業として取り組んだ町民参加型舞台「おはよう、わが町」や演劇フェスティバルとして町の休眠施設等で展開した「まちドラ!」、また文化協会の芸能発表会や文化合同展などの取り組みが、創造的で活力ある地域づくりに貢献したと総合的に評価され受賞に至ったものです。多くの皆さんのたゆまない努力の賜物です。
 
今月のはじめ「近畿三股会」が、関西周辺の本町出身者やその2世、また遠くは東海地区都城会から、そして県大阪事務所、霧島酒造、白ハト食品、宮崎カーフェリーの皆様など多くの参加を得て盛会に開催されました。ふるさとの話題で話が弾むとともに、自主自立のエールを頂き、有意義な時間を過させていただきました。皆さんの望郷の思いを受け、更なる町の発展に頑張らねばと決意を新たにしたところです。
 
年末、政権が交代し、「アベノミクス」で、円安、株高などから企業収益などで明るい兆しがあります。そして、緊急経済対策としての大型補正予算に期待値は大です。しかし、予算獲得のハードルは高そうですが、職員ともども必死に努力中です。地方経済が元気になってこそ、デフレからの脱却、日本の経済再生です。地方を信頼し、地方自治体に金を回して欲しいものです。新政権の舵取りを期待しています。国内外とも、厳しい状況ですが、明日が今日よりもいい日であることを祈念します。

平成25年2月14日
三股町長 木佐貫辰生

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