早春から春爛漫へ

桜が葉桜となり、シャクナゲは満開、そしてツツジが満開を迎える三股町の「春まつり」がシーズン中盤となりました。今が1年で一番過ごしやすい時季かもしれません。朝は、ちょっぴり肌寒さが残り、昼は適温、夕方から夜は暑くも寒くもない気候で、早朝の散歩、昼間の作業、夜の野外焼肉に最高な季節です。ただ、気候の変動が激しく、雨天や風の強い日が多いのが難点ですが、でも今年も、上米公園や旭ヶ運動公園の焼肉付の夜桜見物は、絶好調で多くの人で賑わいました。
 
4月1日から「ふるさと納税」をリニューアルし、内容の充実を図りました。寄付者に対するお礼のお返し2部門に、新たに10万円コースとプレミアム部門(宮崎牛一頭プレゼント、3頭限定)を追加し、案内・募集を開始しました。高額納税者(寄付者)を対象とするプレミアム部門は、受付開始直後に応募を締め切り、10万円コースも予定の100組を数日で完了。反響の大きさに驚いています。「お返しの品が高額すぎる」、「自治体間の競争が過激であり『ふるさと納税』の本来の趣旨と懸け離れている」との声もありますが、町の特産品を広く知っていただき、また町内でお金が回るだけでなく、全国との繋がりができることなど多くのメリットもあり、「ふるさと納税」は町活性化の有効な手段だと考えています。
 
本町の人口は、昭和46年の14,819人を底に、以来人口が増え続けている県内でも希有な町であります。利便性と生活のしやすさが増要因の一つかなと自負しています。乳幼児の年齢別人口も300人前後で推移し、現状を維持しています。今年、町内小学校を260人が卒業し、260人が入学しました。三股中学校では、254人が卒業し、242人が入学しました。小学校では、卒業・入学が同数ですが、町中央部の二つの小学校では生徒数の不均衡が拡大しており、校区見直し、検討が大きな課題となっています。今後の児童数の推移をみると、喫緊のテーマとして取り組まなければなりません。
 
3・4月は、別れそしてスタートの季節です。卒業式、退職者送別会、離任式、辞令交付式、着任式、入学式、各地区の祈念など多くの行事がありました。「歳月は人を待たず」の通り、月日の経つのは早いものだと改めて感じています。先日、「スポーツ少年団」の結団式があり、19団体、約300人の児童が参加しました。「知識は学問から人格はスポーツから」との至言もあることから、もっと多くの子どもに参加してもらい心と体の一体的成長に繋げて欲しいと思います。しかし、経済的、時間的な家庭の事情もあることから、子どもたちが参加できる環境整備に知恵と工夫が必要ではないかと考えています。
 
新年度がスタートしました。皆さん、心に期するものがお有りだと思います。その実現のため、挫けることなく、最後まで諦めないで、アグレッシブ(積極的)に挑戦してください。わが町も発展途上、これからとの気持ちで前進します。皆さんにとって、素晴らしい平成26年度であることを祈念します。

平成26年4月17日
三股町長 木佐貫 辰生

このページに関するお問合せ先