春爛漫から新緑の季節へ

今年の「みまたん春」は、駆け足でやってきて寒暖を繰り返し、疾風のごとく去って行った気がします。桜の開花時季は短いけれど、淡いピンク色に染まった桜の木は、いつもながら心を和ませてくれます。4月中旬は若葉に被われ、時の流れの早さに驚きますが、本町自慢の6万本クルメツツジや世界のしゃくなげ500種3万本が見ごろとなります。今年はこの時期、近畿県人会一行が来町されましたので、本町自慢の「みまたんゴマ」及び関連商品をお土産として応対し、喜ばれました。
 
新規採用職員5人の男女が入庁しました。27年採用から年齢制限を30歳以下に引き下げたことから、昨年より若干初々しさを感じます。辞令交付式で、「笑顔であいさつ」をいの一番に伝えました。職場内はもちろん、来客の皆さんへのあいさつは、明るく穏やかな雰囲気を醸し出します。「文教の町」、「アスリートタウン」の看板に相応しく、礼節を重んじ、元気で明るい町でありたいと思います。
 
21日から町議選が始まり、街宣でにわかに町が賑やかになりました。定数12名に対して14名の立候補。少数激戦で各候補懸命の訴え、連呼であります。昨年の町長選から先般の県議選までの無投票から一転、厳しい選挙戦となりました。役場の窓から入ってくる拡声器の声を聞きながら、選挙はあってしかるべきだとあらためて感じます。選挙で町民の審判を受けてこそ、自信と責任を持って政策を堂々と前に進められる勇気をいただきます。全員、立派な候補です、今後も健闘を祈ります。
 
町議会選挙が終わり、今日が初議会です。新人議員3人は緊張されると思いますが、行政側も緊張する反面フレッシュな気持ちです。昨年の議会は、100条委員会に相当のエネルギーが費やされた気がします。一応決着しましたので、今年度は、町政の目標である町民の満足度を高めるための方策、つまり限られた財源をどう振り分けるか、町の未来のために何が必要か、「住んで良かった、住み続けたい」と思っていただくためにはどの様な施策が必要か、課題山積ですので真摯な議論を展開したいものです。
 
本町には、各地に稲荷神社、御年神社、御崎神社、竈門(かまど)神社、諏訪神社、蓼池早馬神社などがあり、1年に数回例祭が行われますが、特に4月29日の早馬神社の大祭は、都城・北諸地方の2大祭りと言われ、ジャンカン馬踊り、棒踊りなどの郷土芸能の披露や剣道、柔道、弓道、四半的弓道などの奉納大会が開催され、今年も盛会でした。前日は、降雨で心配しましたが、当日は曇りのち晴れで天候に恵まれました。また、翌日は、大変な雨になり、あらためて幸運を喜んだところです。
新緑の季節がやってきました。皆さんにとって、素晴らしい季節であらんことを。

平成27年5月1日
三股町長 木佐貫辰生

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