梅雨入りから真夏に向かって

防災訓練と災害危険箇所調査 : 6月4日・22日

今年の梅雨は、空梅雨かなとも思うほど晴れの日が続いており、田んぼの水不足を心配しました(その後、梅雨らしい恵みの雨がありました)。このような晴れの天気が続く時期でも、突如として集中豪雨やゲリラ豪雨に見舞われることがあることから、防災訓練と災害危険箇所の把握は欠かすことができません。本町では、昭和44年6月30日の集中豪雨により、勝岡集落の新坂で4人の女子中学生が山地崩壊の下敷きとなりました。また、平成17年9月の台風14号により、梶山切寄の裏山が崩れて住民2人が亡くなりました。危険箇所の把握とともに避難勧告・解除のタイミングなど、教訓として学ぶ点が多くあることから、毎年の防災訓練や各関係機関との見える関係づくり、そして情報共有と相互理解が重要です。また、気候変動や地震・火山活動が活発なことから、自主防災の組織強化や訓練実施に努めてまいります。

みまたモノづくりフェア2017(つくりびとのカタチ) : 6月16日~18日

第5回「みまたモノづくりフェア」が、武道体育館を主会場に、県内外から54社の陶器、布、木工、ガラス、金属、皮の工芸品が勢揃いする物産展と、三股駅のM★うぃんぐ及び商工会館コミュニティ室をサブ会場とする文化協会の作品展とハンドメイド雑貨の展示即売会が同時開催されました。回を重ねるごとに認知度が高まり、今回は天候も味方して3日間とも大盛況でした。遠方からの来場者もあり、町の6月の風物詩となっています。作品は、九州内外から、独創的で斬新、多彩な工芸品が一堂に会するフェアとなっており、三股ならではの「モノづくりフェア」として定着しつつあります。

全国和牛共進会に向けて : 6月19日

9月に開催される5年に一度の和牛オリンピック「第11回全国和牛共進会」宮城大会に向け、種牛の部と肉牛の部の地区代表となっている農家2軒を表敬訪問しました。2連覇の宮崎県の代表牛になることは、日本一を決めるのと等しいことから、レベルの高さに驚きます。その中で、本町の福永昇・透親子が枝肉の部9区で前々回から連覇した凄さを改めて感じました。都城管内は、日本有数の和牛生産基地です。種牛の部からの県代表牛選抜は、生産農家、JA、行政の悲願です。本町の3区の管内代表牛は有望株であることから、悲願達成に向けて生産部会、JA、行政が一丸となった「チームみまた」で奮闘中です。

みまたん総合スポーツ祭 : 6月25日~10月7日

県民総合スポーツ祭には、毎年「さわやかスポーツの部」の硬式テニス部門で選手として参加しています。50-60代混合ダブルスでの参加ですが、皆さんレベルアップしていて、勝利は遠のくばかりです。しかし、スポーツを楽しむこと、健康第一との思いから、汗を流す気持ち良さは爽快そのものです。本町のスポーツ祭は13種目、約1,400人の町民が参加し、各種目で熱戦が展開されます。スポーツは、健康の源であり、向上心の源泉でもあり、生活に潤いとやる気をもたらすエネルギー源です。県・町では1130(いちいちさんまる)運動を推進。1週間に最低1回、30分のスポーツに取り組む運動ですが、本町では更に1日1回30分の運動を心掛けたいものですね。皆さん実践しましょう。

クリーンアップみまた : 7月2日

大淀川が九州管内の1級河川でワーストワン、汚染度が1番高いと発表されてから、平成7年をスタートに22回目となるクリーンアップみまたが開催されました。本町を貫流する沖水川は、鰐塚山系を源流とし、長田峡谷の渓谷美を形成し、田畑を潤し、母なる川・大淀川に合流します。合流地点に近い市境は、人口が増え都市化が進行しています。この都市化の進展が水質悪化の一因との認識から、大淀川の上流域の責任として、家庭雑排水や事業所からの排水対策を啓発し、水質、河川環境に関心を持ってもらうために毎年開催しているところです。公共下水道、集落排水エリアでの下水道接続、単独浄化槽から合併浄化槽への切替えなど住民の理解も高まり、以前からすると河川の水質浄化が進んでいます。このイベントは、河川浄化から町の環境美化活動へと発展し、今年も河川、道路、公園、駅周辺などの清掃、除草、ゴミ拾いに約1,000人の町民がボランティアとして参加して頂きました。ご苦労様でした。

 

梅雨明けは間近でしょうか。次は、本格的な夏の到来です。暑い日々が続きますが、夏は夏の楽しみがあります。皆様にとって、いい夏でありますように。

平成29年7月5日
三股町長 木佐貫辰生

このページに関するお問合せ先