灼熱の夏から初秋へ

六月灯:7月7日~8月9日

今年の町内の六月灯は、7月7日の御年神社の六月灯を皮切りに、22ヵ所の神社や公園などで開催されました。子供が作った灯篭が飾られた境内や広場では、舞台を脇目に酒を酌み交わすいつもの光景が見られます。歌、踊りやダンスなどが次々に披露され、最後は、花火やお楽しみ抽選会で締める夜祭です。見慣れた光景ですが、田植えが無事に済み、夕涼みを兼ねたひとときの癒し、くつろぎの時間です。今年の夏は、猛暑日も多く、熱帯夜が続いたうえに天候不順で、日中、夕方は毎日のように局地的な集中豪雨に見舞われました。祭りの主催者は、天気に振り回され苦労が多かったと思いますが、それぞれ工夫された祭りで大変盛り上がっていました。

沖永良部国内派遣事業:8月1日~8日

国内派遣事業の研修先として、町内の小学生を沖永良部島に派遣して20回目を迎えました。節目の年であることから、教育長と沖永良部島の和泊町と知名町を表敬訪問しました。各町長は県行事などで不在でしたが、副町長や職員の手厚いおもてなしで有意義に意見交換ができました。また、派遣団員30人と一緒に地元のケーブルTVにも出演して三股町をPRできました。ところが翌日以降、台風5号が沖永良部島に接近するとの予報で心配しましたが、子供たちの延泊を決断し、5泊6日が7泊8日となりました。台風のため中止となった行事があった一方、スケジュールを調整し、充実した時間が過ごせたとの報告を受けて安堵したところです。また、中学生のオーストリア海外研修も台風の影響で1日短縮となりましたが、異文化交流、ホームステイなど予定通り実施できたとのことです。この研修を毎年実施できるのも、引率指導していただく先生、関係者のご尽力の賜物と感謝します。

MUKASA-HUB(ムカサハブ)との包括連携協定:8月9日

今年になってから、南九州大学、都城高等専門学校と包括連携協定を締結させていただきました。本町の人づくり、学力の向上、農作業の省力化、ICT活用策、六次産業化などあらゆる町づくり分野での協力・連携を図る取り組みです。今回は、宮崎市の旧穆佐小学校校舎をリノベーションし、コワーキングスペース(共有オフィス)やレンタル会議室、ベンチャー企業向けの貸事務所などを運営し積極的に事業を展開しているMUKASA-HUBと連携協定を結ばせていただきました。これは、本町が今年開設した「まち・ひと・しごと情報交流センターあつまい」の利活用を高めるとともに、ICTを活用した仕事の分野を広げ、起業家育成、雇用創出を図りたいとの思いからです。連携することにより、「あつまい」が多様な働き方の支援施設として機能することを期待しています。

MRTご当地グルメコンテスト:8月19日

今年も「まつり宮崎」に合わせて、MRT主催の市町村対抗のグルメコンテストが開催されました。本町の出品作は、都城東高校の調理科の生徒さんが創意工夫した出品料理で競う「三股町地産地消料理コンテスト」の最優秀作品をコーディネートして出品しました。今年は、7位以内の入賞を目標に取り組み「みまたこだわり豚まん&ごま団子 高校生スペシャル」で勝負しました。食材は全て町内産で、バイオ茶をブレンドした餌で仕上げた豚肉『バイオ茶ポーク』、『食べる甘酒』、『みまたんごま』、特産品を目指す野菜『ブチヴェール』の粉末を使用しています。見た目もかわいく仕上がっており、是非味わっていただきたい一品でした。入賞することは出来ませんでしたが、三股町の物産を広くPRできたと思います。

敬老の日:9月16~18日

本町の最高齢者は、明治生まれの若松ミキさんです。本町唯一の明治生まれで、12月で106歳を迎えられます。本町の100歳以上の高齢者は17人。全国では6万7千人超とのこと。人口減少社会の到来ながら、75歳以上の人口は右肩上がり。このような社会の到来を念頭に、地域をいかに経営すべきか各市町村が模索中です。高齢者の医療、介護、福祉施策とともに健康寿命延伸、生活支援、足の確保など課題は山積していますが、しっかりと確実に対応したいと考えています。今月の16日から18日にかけて各集落で敬老祝賀会が予定されていましたが、台風18号の影響で変更を余儀なくされました。台風は、日本を縦断し大きな被害をもたらしましたが、本町は幸いにも被害がほとんど無く、安心しました。

 

9月になり、朝夕がようやく過ごしやすくなりました。季節の変わり目は健康に配慮し、それぞれの趣向で「秋」を堪能して下さい。

平成29年9月22日
三股町長 木佐貫辰生

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