「令和6年敬老会」(町長祝辞)

敬老の日を迎えられたご長寿の皆様、健やかにお過ごしのことと心からお祝いを申し上げます。皆様は、永年にわたり、家族や地域社会のためご尽力され、今日の三股町の繁栄を築いてこられました。心から敬意と感謝を申し上げます。

さて、本町では9月1日現在、大正8年生まれの104歳の男性最高齢者を筆頭に100歳以上の方が21名、米寿の方が137名いらっしゃいます。また、町内に65歳以上の方は7,341人いらっしゃり、町人口の約28%を占め、全国的に叫ばれている超高齢化時代の波がいよいよ本町にも押し寄せてきました。高齢者の定義が65歳以上となっているとはいえ、健康で活力あふれる高齢者が増えつつあり、地域においても、敬老祝賀会の案内を75才あるいは80才以上に限定している自治公民館が多いようです。健康寿命が延びているのを肌で感じています。

ところで、本町は、「交通や生活の利便性」、「行政サービスの充実」、「治安・防災で安全な町」、「子育てに優しい施策」などが評価され、これまで人口が増え続けてまいりました。しかし、昨今、少子化による出生数の減少が死亡者数を上回るようになり、令和2年の国勢調査をピークに人口が減少しつつあります。そのため、これからは、人口増を目指すのではなく、人口減を緩やかにし、住んでいる皆さんの生活満足度を高める施策に努力していくこととしています。

なお、町や社会福祉協議会では、長寿の秘訣は健康第一との考えから、高齢者の方々が交流するサロン活動や各地区の22団体で組織されている「さんさんクラブ三股」の活動を応援するとともに、健康教室を町武道体育館や各集落で開催しています。このような地域での交流活動は、生きがいづくり、仲間づくりに繋がり、健康寿命を延ばす手段でもあります。多くの皆さんが楽しく参加されることを期待しています。

終わりに、本日の敬老会を企画・準備されました自治公民館長をはじめ、関係者の方々に感謝するとともに、長寿を迎えられた皆様の今後益々のご健勝と、ご多幸を祈念申し上げまして、お祝いの言葉とさせていただきます。

 

                                                                                                         令和6年9月吉日

                                                                                      三股町長 木佐貫 辰生

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