令和6年新春あいさつ会にあたり

明けましておめでとうございます。皆さまには、それぞれの立場で、町政の進展にご尽力を賜り心から御礼申し上げます。今年もよろしくお願いいたします。午前中「はたちの成人式」を開催させていただきました。18歳が成人ですが、本町では、従前どおり二十歳を節目として式典を開催しています。中学校が1校ですので、アットホームな中で開催でき、同窓会をほうふつさせる有意義な時間となっています。若者の皆さんには、それぞれの夢に向かってチャレンジし、努力して欲しいと思います。

 

さて、本町も50年続いた人口増加がピークを迎え、減少傾向にあります。日本自体が人口減少、少子高齢化の時代ですのでやむを得ないところですが、できるだけ緩やかに持っていきたいと考えています。そこで、本町の人口減対策および活性化対策として、3つのプロジェクトを今後のまちづくりの基本施策として展開していこうと考えています。


3つのプロジェクトとは、
一つ目が「子育て支援プロジェクト」です。二つ目が「エネルギーの地産地消プロジェクト」です。三つ目が「中心市街地の活性化プロジェクト」です。

 

少々説明いたしますと、
一番目の「子育て支援プロジェクト」とは、子育てしやすい環境を応援することです。具体的には、3つの無償化である「①三歳未満児の保育料無償化」、「②町小中学校の給食費の無償化」、「③高校生までの医療費の無償化」を実現することです。このことにより、少子化の抑制および移住・定住に繋がり、町の経済活性化に繋がることを期待しています。

二番目の「エネルギーの地産地消プロジェクト」とは、地球温暖化防止に積極的に取り組むことです。本町では2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ宣言」一昨年10月に表明いたしました。近年の猛暑や自然災害の深刻化は、地球有温暖化の影響と考えられることから、現在、民間事業者とエネルギーの地産地消計画を策定し、計画的に取り組むことを考えています。まずは、公共施設に太陽光パネルと蓄電池を設置し、電気の自給自足を目指します。

三番目の「中心市街地の活性化プロジェクト」とは、三股駅、町役場、町立文化会館、五本松団地跡地のエリアを中心市街地と位置づけ、賑わいと交流の拠点を目指そうとするものです。その一翼を担うのが、五本松団地跡地2.2㏊に建設予定の交流拠点施設で「学び」、「子育て」、「健康」をテーマに、魅力ある施設展開を考えています。同時にエリア内のインフラ整備を実施します。

 

そして、これらの事業を担うのが、「まちづくり合同会社みまた」であり、ふるさと納税やエネルギーの地産地消の推進、交流拠点施設の運営などを担うこととなります。つまり、新たな市場開拓や人材育成、経営マネジメント、そして観光開発・イベントなどを担う商社機能としての役割を果たすこととなり、新たなまちづくりに貢献することを期待しています。今年は、この3つのプロジェクトを柱にしながら、三股町の活性化、魅力化に取り組みたいと考えます。町民の皆さまのご理解ご支援をお願いいたします。

今年は辰年です。龍が天に上るように「飛躍」の年でありたいと考えます。結びに、皆さまの益々のご健勝ご活躍を祈念して新年の挨拶といたします。今年も引き続きよろしくお願いいたします。

 

令和6年1月5日     

 三股町長 木佐貫 辰生

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