謹賀新年

新年、明けましておめでとうございます。町民の皆様には、平成最後の年である、平成31年の新春を、健やかに、お迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は、町制施行70周年の記念事業を始め、町政の円滑な運営に多大なるご尽力、ご協力を賜り深く感謝申し上げます。
 
さて、昨年9月の町長選におきましては、3期目の町政を担わせて頂くこととなり、その責任の重大さに身の引き締まる思いであります。これまで同様、行政の仕事をご理解頂けるよう「見える行政」、「伝わる行政」に心掛け、皆様との「情報の共有化」に努めて参ります。引き続き、ご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
 
昨年の日本経済を振り返ってみますと、アメリカの保護主義や米中の貿易戦争などが懸念される中、企業業績は堅調に推移していますが、少子高齢化や東京オリンピックの特需などで、人手不足は深刻な課題となっています。そのような状況は本町でも見られますが、本町への新工場立地と工場増設が2社あり、立地協定を締結いたしました。また、昨年から、国の「実践型雇用創造事業」を活用し、インターネットを利用した仕事の創出や農業の六次化推進ためのセミナーなどを開催し、人材育成や雇用創出、雇用拡大などに取り組んでいるところです。
 
ところで、本町の重点施策である子育て支援対策としては、中学生の入院医療費の無料化と小学生の外来医療費の支援制度を10月から実施しました。引き続き中学生の外来医療費の支援についても検討して参ります。また、一昨年から実施している三股西小の児童数適正化のため長田小と梶山小へ通学できるスクールバスの運用については、勝岡小も適正化の対象に加え、31年度からバス2台を運行します。「アスリートタウンみまた」創りにおいては、旭ヶ丘運動公園陸上競技場の全天候型への整備や中央テニスコートの増設工事にも着手し、スポーツ環境が着実に整いつつあります。
 
そのような中、昨年も全国的に災害の多い年でありました。地球温暖化の影響や地殻変動などで台風、集中豪雨、地震などの自然災害が多発しており、9月の台風24号では、本町も多大な被害に見舞われました。改めて「常在危機」の覚悟で防災・減災の必要性を認識しました。そして、現在進めている公営住宅の整理統合は、居住者の命を守る地震・風水害対策の一環としてご理解いただき早期の転居・移転を検討して頂きたいと考えます。また、小中学校の暑さ対策として、全教室のエアコン設置に取り組みます。
 
今年の最重点課題の一つは、五本松町営住宅跡地の活用方策の検討です。三股駅と文化会館・役場・中央公民館、そして五本松団地跡地に囲まれたエリアを中心市街地と位置づけ、「健康と賑わいと交流」の拠点として整備したいと考えています。皆さんの積極的なご意見をお待ちしています。今年も、「自立と協働で創る元気なまち みまた」を創るため、町民の皆様と町政全般に亘って更に元気で誇れる町づくりを目指したいと考えます。ご理解とご支援を宜しくお願いします。
 
結びに、皆様にとって素晴らしい1年であらんことを祈念し、新年の挨拶といたします。


平成31年元旦
三股町長 木佐貫辰生

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