光化学オキシダント(光化学スモッグ)について

 宮崎県では光化学オキシダントが高濃度になったときには注意報などを発令します。注意報が発令されたら、以下のことにご注意ください。

◯屋外における作業や運動は控えましょう。
◯不要な外出を控えましょう。
◯不要な自動車の使用を控えましょう。
◯目やのどに刺激や痛みを感じたときは、洗眼やうがいをし、室内で安静にしましょう。
◯症状のひどい場合は医療機関を受診しましょう。

※宮崎県では健康被害状況の調査を行っていますので、被害に遭われた方は、都城保健所または役場環境保全係までご連絡をお願いします。(届出により被害を補償するものではありません。)

・都城保健所 電話 0986-23-4504
・役場環境保全係 電話 0986-52-9082(内線2431、2432)

光化学オキシダントに関するQ&A

Q.光化学オキシダント(光化学スモッグ)って何?

A. 工場の煙や自動車の排出ガスなどに含まれる物質が、太陽の紫外線により光化学反応を起こし、光化学オキシダントという有害な物質が生成されます。この物質によるスモッグを光化学スモッグといい、ある濃度以上になると目がチカチカしたり、のどが痛くなったりすることがあります。

Q.光化学オキシダントが発生しやすい時期や気象条件は?

A. 4 月から 9 月にかけて光化学オキシダント濃度が上昇しやすくなります。日差しが強く、気温が高く、風の弱い日に発生しやすく、特に、遠くの山や建物がいつもより見えにくいなど、もやのかかったような視界の悪い日には、十分注意が必要です。

Q. 光化学オキシダント注意報などの発令基準は?

A. 高濃度汚染発生時における緊急時の区分は、その出現状況に応じて、次の 3 区分に分かれています。

【注意報】
基準測定点において、濃度が 0.12ppm 以上となり、気象条件からみて、その状態が継続すると認められるとき。
【警報】
基準測定点において、濃度が 0.24ppm 以上となり、気象条件からみて、その状態が継続すると認められるとき。
【重大警報】
基準測定点において、濃度が 0.40ppm 以上となり、気象条件からみて、その状態が継続すると認められるとき。

Q.過去に「注意報」等が発令されたことがあるの?

A.平成24年4月1日現在、宮崎県において注意報は1度も発令されていません。しかしながら、平成14年と平成15年に一時的に基準値を超えたことがあります。そのときは、いずれも16時以降に生じたため、その状態が継続しないとの判断で注意報は発令されていません。

Q.光化学オキシダントの測定はどこで行っているの?

A.平成24年4月現在、宮崎県において延岡市、日向市、高鍋町、都城市及び日南市の9カ所で、宮崎市において2カ所で光化学オキシダントの常時測定を行っています。

Q.光化学オキシダント注意報の発令や解除はどうやって知ることができるの?

A. 光化学オキシダント注意報は、県知事が気象条件、地理的条件等を考慮して、当該措置を必要と認める地域を判断して、発令します。 注意報の発令や解除時には、下記の方法で皆様への周知を行ないます。

 県からの発令の連絡を受けましたら、保育園や小中学校などの関係機関への連絡及び町民の方々への広報を行います。
 また、「みやざきの空」において、現在の光化学オキシダント濃度の数値を知る事が出来ます。

Q.光化学オキシダント注意報が発令されたら、健康に影響があるの?

A.注意報が発令されても、直ちに健康に影響があるわけではありませんが、人によっては目やのどが痛くなることがありますので、病弱な人や、乳幼児・お年寄りの方はなるべく外出を控えましょう。

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