春爛漫

町史編纂~町制施行70周年

町制施行70周年記念事業の目玉として「町史編纂」に取り組んでいます。本町の郷土史は町制施行10周年を記念して昭和36年に発刊され、その改訂版が昭和60年11月1日に刊行されていますが、その後30数年が経過しています。この間の社会情勢の変化は著しく、本町も時代とともに躍進・進展してまいりました。このような時代の動向を踏まえ、30余年の空白を埋める取り組みを5年前から始めたところです。今回は、空白を埋める作業とともに改訂版の内容精査にまで踏み込んでおり、執筆者の方々のご苦労を察しますと感謝に堪えません。完成までもう暫く時間を要しますが、期待に胸を膨らませているところです。

三股の桜

本町の桜の名所として、上米公園と旭ヶ丘運動公園が知られており、連日花見客で賑わっています。上米公園は、樺山城址の小高い斜面で盆地を一望できることから、昼間はもちろん、ライトアップされた夜も多くの人が訪れています。旭ヶ丘運動公園も小高い丘を活かして整備したことから、陸上競技場や野球場周辺の桜がとても見応えがあります。今年の桜は早咲きで、小学校の卒業式を祝うように満開となり、その後も天候が続き、例年になく長く楽しむことができました。

みまたん春~芝桜

三股町は「花と緑と水のまち」をキャッチフレーズとしていますが、これまでの春を彩る上米公園の桜、椎八重公園のツツジ、しゃくなげの森に新たに「芝桜」が加わりつつあります。本町北部の蓼池地区に広がる水田地帯の水路沿いに植栽された約2キロに及ぶピンクの芝桜が田植え前の水田を彩っています。公民館、土地改良区、親子会などの地域の皆さんが数年前から連携協力し、毎年エリアを拡大しています。本町の春の風物詩の一つに加えたい、見事な景観となっています。是非多くの皆さんに見ていただきたい景色です。一見の価値ありです。

小学校の卒業式・入学式

本町は、子育てに優しい町との評価から、人口に占める年少人口(14歳以下の人口)の割合が県内で一番高い町であるとの統計が出ています。このことは、小学校の卒業生と入学生の数を見ると、改めて実感できます。今年の卒業生279名に対し入学者生は348名で、69名増えています。この傾向は、一過性ではなく、今後しばらく続く見込みです。しかし、小学校間でばらつきがあることから、大規模校の児童数を適正化するための取り組みや小規模校の児童数確保が課題です。現在、大規模校から小規模校へのスクールバスの運行や大規模校の西小校区内に調整区を設けることが効果を上げていることから、今後の推移を見守りたいと考えています。

中心市街地の再開発

本町が作成した動画「ドキドキみまた」でも分かるとおり、三股町はハート型をしており、西側は都城市に接し、東側は山手、そしてハートの中心周辺に市街地が広がっています。現在進めている町営五本松団地の解体・移転事業は、居住者の協力により次のステージに入ることになりました。解体後の2.2haの土地をどのように有効活用するかが、町民の大きな関心事項となりつつあります。今年、都市計画係を中心に関係課や有識者の協力を得ながら鋭意検討してまいります。アスリートタウンや文教の町のイメージを大切にしながら「健康と賑わいと交流の拠点」として、町の活性化に大いに貢献する施設を念頭に議論を進めたいと考えています。もちろん費用対効果、持続可能性、経済性なども視野に入れていきます。


今年は、例年になく初夏が早いのではないかと感じるこの頃の陽気です。季節の変わり目、健康に気をつけて過ごしましょう。

平成30年4月9日
三股町長 木佐貫辰生

このページに関するお問合せ先