1月と2月の出来事

正月は、天候に恵まれて穏やかな年明けとなりました。各種正月行事も順調に滑り出しましたが、中旬から2月にかけて大寒波が全国を襲い、北国では豪雪で非常事態が続いています。本町でも、少量の冠雪がありましたが、生活に支障を及ぼす程ではなく、豪雪地帯のことに思いを致せば、少々寒くとも平穏な毎日であることに感謝するところです。

新年あいさつ会(1月5日)

年頭の恒例行事である「新年あいさつ会」が、商工会との共催で盛大に開催されました。今年の参加者は例年以上で、多くの皆さんと交流し新年を祝うことができました。「まちの活性化は人の交流から」をスローガンに、商工会会員の自慢料理、女性部のうどん、踊りなど全て手作りの温かい演出で、いつも感心します。また、会場が町体育館で寒々とした空間ですが、年初のイベントを心暖かく楽しく開催できますのは、スタッフのお陰と感謝するところです。

成人式(1月5日)

本町の成人式は、5日の午前中で定例化しています。三股中卒業生291人と転入者を合わせた335人の成人者に案内し、235人が参加しました。中学校が一つであることから、学年同窓会の様相でありながら、第1部の式典では静粛に、第2部の記念行事は賑やかに、そして中学時代のスライドショーでは歓声と笑いで進行します。若さ溢れる成人者を見るにつけ、心身共に健康で、アクティブに生きて欲しいと願います。そして、行動に責任を持ち、人生の荒波にも果敢に立ち向かう逞しい人間に成長することを期待します。

県市町村対抗駅伝競走大会(1月8日)

第1回から4連覇し、その後、優勝を逃した3年間の雪辱を晴らすように力走し、優勝旗を奪還することができました。これもひとえに第1回から指揮を執る前田利保監督やコーチ陣、三股陸上競技協会など多くの関係者の支えと「アスリートタウン」を標榜するプライドの成果です。今年も3チーム出場し、町村の部で1位、3位、9位と好成績でした。小さな町から3チームを編成する難しさがありながら、ジュニアの育成・強化を図り、中・高・大学生、一般走者の確保に努力される熱い思いに敬意を表するところです。この大会をご覧になり、県大坪農政水産部長から短歌を寄贈いただきました。
「駆ける春 たすきをつなぐ その先に 歓喜生(う)まるる 三股町」。いいね!

出初式(1月14日)

今年の出初式は、沖水川河川敷から、「ふれあい中央広場」に変更しての開催となりました。会場は、町中心部で駐車場も十分確保でき、消防団の存在を多くの町民にアピールできる環境であることから、団員のモチベーションの向上に寄与します。今年は例年より、多くの皆さんにご観覧頂いたようです。定着することで、更なる盛り上がりを期待します。今年も豪雪や噴火などの危機事象が頻発しており、先日の群馬・本白根山の火山噴火には驚きました。霧島連山の御鉢の噴火警戒レベルが引き上げられたことから新燃岳とともに警戒が必要です。消防団には、町の安全・安心の拠り所として、日頃から地域と顔の見える関係づくりをお願いします。

第3回みまたんきりしまパノラマまらそん(1月28日)

今年も厳しい天候の中、事故なく大変盛り上がった素晴らしい大会となりました。都城警察署を始め、自治公民館、保育園、中・高校生、大学生、高齢者サロン、一般有志など多くのボランティアの支援を頂きました。特に都城西高校の200名の生徒諸君の応援は心強く、大会の成功に大きく貢献しました。ランナーからは、沿道での声援、温かいおもてなしに称賛の声が多数寄せられています。そして、来年の参加を、今から楽しみにしている方々もいます。回を重ねるごとに充実・発展し、県内でも指折りの大会として支持されるよう、町民一丸となって努力したいと考えます。

近畿三股会(2月4日)

毎年、2月第一週の日曜日は、近畿三股会の開催日となっており、大阪の道頓堀ホテルで盛大に開催されました。役員の努力により会員77名の参加があり大変盛り上がりました。同窓会を兼ねる会員もおり、年1度の交流を楽しみにされています。本町からは、議長や企画商工課長らと同伴し、心置きなく交流することが出来ました。来賓である大阪事務所長や県人会、誘致企業の白はと食品の役員とも意見交換ができ、意義ある交流会となりました。

第18回文化の祭典(2月10日・11日)

2月第2週の土日は、文化の祭典が開催されます。今年も第1部が童謡祭り、第2部が文化芸能祭り、第3部が元気祭りと町民主役の舞台が、文化会館で披露されました。会館がオープンしたのが平成13年11月であることから、この18回目の催しは、それ以前から行われており、歴史を感じます。普段は、見る側である皆さんが舞台で堂々と演じられる姿に感動するとともに、この町の別の表情を見た感覚を覚え、新鮮な気持ちになります。本町は、古より文教の町と言われますが、この祭典はその一翼を担う重要な2月の風物詩となっています。

 

春は間近ですが、今日も冷たい霧島おろしが頬を撫でます。寒風さえなければ過ごしやすいのにと思うのは贅沢ですね。豪雪地帯を思えば、楽園だと思います。

 平成30年2月13日
三股町長 木佐貫 辰生

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