「はたちの成人式」式辞
新年、あけましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、令和8年の新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。そして、本日「はたちの成人式」に参加された若さあふれるはたちの皆さん、成人おめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。そして、本日の「はたちの成人式」を開催するにあたって、ご尽力いただいた実行委員の皆さんには心から敬意を表するとともに、年初めのご多用のところ、ご出席賜りましたご来賓の皆さまに、深く感謝申し上げます。
さて、今年は午年です。この午年を目標に、本町のふるさと大使である、ジャンカン馬踊りの「栗姫号」にちなんだ、ゆるキャラ「じゃんかん君」を昨年製作し、第33回三股町ふるさと祭りで披露したところです。なかなかのクオリティ-になったと満足しているところであり、今後各種行事・イベントで活躍することを期待しています。なお、2月21日(土)から、WBCチェコ共和国代表チームが本町の旭ヶ丘運動公園野球場で合宿を行います。WBC2023大会でも注目を集め、日本でも人気の高いチームです。町を挙げて歓迎したいと考えており、準備を進めています。応援宜しくお願いします。
ところで、皆さんは、「座右の銘」をお持ちでしょうか。座右の銘とは、ご存じの通り、生き方や人生の指針となる言葉ですが、判断の軸となったり、行動を促すエンジンとなる場合があります。私の座右の銘は、「人間万事塞翁が馬」という言葉です。
「人間万事塞翁が馬」、この言葉の由来は、中国の古い言い伝えにあります。中国の北端、国境の「塞(とりで)」の近くに、占いが得意な「翁(老人)」が住んでいました。あるとき、彼の飼っていた馬が逃げてしまったので、みんなが同情しましたが、彼は「これは幸運が訪れる印だよ」と言います。そして、そのとおり、逃げた馬は立派な馬を連れて帰ってきました。そこでみんなが祝福すると、今度は「これは不運の兆しだ」と言います。実際、しばらくすると彼の息子がその馬から落ち、足の骨を折ってしまったのです。またみんなが同情すると、彼の答えは、「これは幸運の前触れだ」。息子はその怪我のおかげで、戦争に行かずにすんだのでした。
この話・物語が言わんとすることは、一見、不運に思えたことが幸運につながったり、その逆だったりすることがあり、幸運か不運かは容易に判断しがたい、ということです。人生、山あり、谷あり、まさかあり、と言います。順風満帆、万事順調といかないのが人生です。試験に落ちたり、健康を害したり、事故の当事者になったり、様々な出来事に出会うかもしれません。人生の幸不幸は、後になってみないとわからないことから、目の前の出来事に一喜一憂しすぎず、落ち着いて受け止めることが大切だとの教えです。私自身この言葉に触れることで気持ちが楽になり、日々の仕事を冷静にこなす助けとなり、そして心穏やかに過ごす助けにもなっています。
「座右の銘」は、短い言葉でありますが、その一つの言葉が、迷った時の道しるべとなったり、挑戦するときの力となったり、逆境にあるときの支えにもなります。座右の銘は、生き方の軸であり、人格を磨くよりどころでもあることから、人格形成にも大きく貢献するものと考えます。皆さんには、是非「座右の銘」を持って、人生を力強く歩んで頂きたいと思います。
はたちは、人生の大きな節目であります。節目を迎えた皆さんに、心より祝意を表します。そして、これまで支えてくださったご家族や仲間、学校、地域の方々への感謝の気持ちを胸に、自分の可能性を信じ、自分を大切に、力強く、未来へ踏み出してください。
終わりに、皆さんの未来に栄光あらんことを祈念して、はたちの成人式にあたっての式辞といたします。
令和8年1月5日
三股町長 木佐貫 辰生
