④迫間の田の神(餅原地区)

更新日:2017年3月18日

この田の神は、餅原納骨堂の敷地内にあります。三股町教育委員会発行の『田の神』(小冊子、発行年不明)には、餅原地区にもともとあった田の神は「オットラレ」て、現在の田の神は高木か桜木あたりから「オットッテ」きたものらしいという聞き取り調査が掲載されています。また、桑畑初也氏の『みまた歴史散歩』(75ページ)には、以前は、この田の神は東向きに祠の中に置かれていましたが、平成12年に田んぼがある西向きに置き直されたとあります。青山幹夫氏の『宮崎の田の神』(93~95ページ)を見ますと、手の組み方は、右手が上、左手が下の上下輪握りで、この手の形は小林市の西小林駅前の神官型、高原町小場野の神官型と三股のもの三体だけのようで、その中でも三股のものが最も大型だそうです。

 この田の神は、色鮮やかにお化粧がしてあり、祠に入っているおかげで保存状態も良好です。

所 在 地

大字餅原字迫間

型    式

神官座像型

像    高

80センチ

被 り 物

持 ち 物

  なし(六月灯時にメシゲを奉納しているそうです)

建立年代

 不明