都城市高城町境に近く、蓼池の東北部にあります。野々木川沿いの簡素な覆屋の中にありますが、この覆屋が石像の劣化予防に役立っていることは間違いありません。町内では保存状態の良好な田の神です。
この田の神は、桑畑初也氏の『みまた歴史散歩』(73ページ)に掲載されていますので、以下に抜粋します。
「講を作って護っているのは、蓼池第二支部の人たちです。祭りは、毎年四月の日曜日に行われています。その日は、お神酒や榊など供え、お祓いを受けたあと、支部長さんの家で講を開き、踊りをしたりして、豊作を祈ります。毎年、像の汚れや苔などを落とし、化粧直しをしています。」
型 式
神官腰掛型
像 高
70センチ
被 り 物
冠
持 ち 物
なし
建立年代
不明
- 住所
- 三股町大字蓼池字野中